切らずに作れるお太鼓作り帯の作り方「引き抜きの名古屋帯」編

[着物コラム]

2,998

最終更新: 2017/08/31

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最終更新: 2017/08/31

 

こんにちは!趣通信スタッフのしーまんです!

しーまんの手仕事記事が溜まってきました。何しろ作るのが大好きです。今回は、切らずに作るお太鼓作り帯第2弾、引き抜きの名古屋帯編です。

▼第1弾はこちら

名古屋帯で作る!切らずに作れる "お太鼓作り帯” の作り方

こんにちは!趣通信スタッフのしーまんです。今回は切らずにできる作り帯の作り方をご紹介です♪見えないところをチクチク縫うので、不器用な人でも針目が見えないので安心です。 こ…

「引き抜き?」とあまり聞き慣れない方もいらっしゃいますと思いますので、少し説明させていただきます!

引き抜き帯とは?

アンティーク着物が好きな方は、一度は経験があるのではないでしょうか。下の写真のように、お太鼓の柄が天地逆に描かれているもの。これが引き抜きの帯です。

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名古屋帯だけでなく袋帯でも、引き抜きの帯はあるのですが、なれないとなかなかきれいに結ぶのが大変なんですよね。

引き抜きの帯も作り帯にしてしまえば、簡単に着付けができます

通常の名古屋帯のように結ぶには、仕立て直して通常の形にすることもできるのですが、そうすると生地を切らねばなりません。ですが、アンティークの帯ということもあって、生地も弱く、仕立て屋さんも受け付けてくれないこともあります。

結ぶのは大変、仕立てに出すのも悩んでいる、そんな方は思いきって作り帯にするのはいかがでしょうか?

切らずに作れる!引き抜き帯の作り帯の作り方

準備するもの

・名古屋帯
・幅2センチ前後の紐80センチ×2本
・裁縫道具
・定規
・クリップ数本

①手先から約35センチのところにクリップで目印をつける

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一般的にお太鼓結びをした時に、両端から少し出るくらいの長さとなります。あくまでも目安です。手先を長くとりたい方は後で調整しましょう。

②胴巻きの前、出したい柄の位置を決める

お太鼓の裏側を見た状態で、このように胴巻きを置きます。

※引き抜き帯は、写真のようにお太鼓の裏にもう一つ柄あり、2種類の柄を楽しめるものがあります。

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一つ折ると、前に出したい柄が現れる状態になります。

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③タレの長さを決める

②の状態で作りたいたれの長さのあたりまで下げます。

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④お太鼓の下線を決める

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太鼓の下線を決めます。タレの長さが人差し指一本分くらいになる位置にして、柄の出したいところが出るように中に折り込みながら調整します。

⑤お太鼓の上線を決め、形をつくります

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お太鼓の上部分を折り畳み、上線を決めます。自分の好みのお太鼓の大きさにしましょう。帯枕が入るので、その分大きめに作るといいです。

⑥手先を作ります

胴巻きを折り返して、手先をお太鼓の中に通します。一番はじめにクリップで印をつけたところまで折り返します。

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中はこんな感じです。

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クリップの部分で折り返して、手先の位置を調整します。

ここから先は、「名古屋帯で作る!切らずに作れる “お太鼓作り帯” の作り方」の⑤以降と同じ作り方になります!

気に入らなければ糸を解けばいいので、一度試してみてはいかがでしょうか?

 

 

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この記事を書いた人
しーまん
しーまん

毎月第2日曜日に「きものでかける」という着物お出かけイベントの企画・運営をしております。その他日本文化講師、ライター、スタイリングなど着物に関わる何でも屋さんです。面白いことを考えたり伝えたりすのが大好きなので、趣通信では着物や日本文化についてワクワクしながら読んだり見ていただけるものを作っていきたいと思います!

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