【カジュアル着物】カジュアル着物の和装小物にオススメなのは?

[和文化・コラム]

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最終更新: 2014/12/12

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最終更新: 2014/12/12

 

カジュアルな装いの場合、レストランやショッピングなどに着て行く場所により着物や帯の選び方が変わります。決まったルールはありませんが、恥ずかしくない装いをしたいものです。今回はそんなカジュアル着物を着る際にオススメな和装小物をご紹介します。

二部式襦袢

色柄物でおしゃれを楽しむ

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出典:http://kururi.net/

日常的に着物を着たい方には、肌襦袢と裾よけに 分かれた二部式襦袢(うそつき襦袢)が便利です。洗える素材なら、汗をかくたびに自宅の洗濯機で洗うことができます。また袖の取り外しが可能なタイプなら、一枚の襦袢で違う色柄の袖をつけ替えることが出来て、袖からちらりとのぞく襦袢をいく通りも楽しめます。肌襦袢を兼ねるので、暑がりの方にもおすすめです。

襦袢生地いろいろ

フォーマル以外の着物なら、襦袢の模様をのぞかせるのも楽しいものです。自宅で洗濯できる綿シルクなど便利な素材も登場し、ますます着物が身近になっています。

 

半衿

おすすめなのは塩瀬の白、淡い色なら上品に

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出典:http://kururi.net/

礼装にも使える塩瀬の白の半衿は、どんな着物にも合わせられる万能選手です。衿元をすっきりと見せ、清潔感のある装いにしてくれます。紬、木綿、ウールなら、色柄物の半衿を楽しむのもよいでしょう。顔色がきれいに映る淡い色を選べば自然にまとまります。半衿が主張しすぎると野暮ったくなるので、着物とのバランスを見ながらコーディネートしましょう。

 

帯揚げ

控えめながらもぱっと華やか

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帯揚げの色や柄で遊びを取り入れるのも、カジュアルな装いならではの楽しみです。白地に赤の飛び柄の帯揚げは、渋めの着物に程よい色艶を加えることが出来、重宝します。意外な色の組み合わせが楽しめる着物ですが、帯揚げの色を迷った時には、着物や帯の地色の濃淡色や柄からひと色取るとバランスよくまとまります。全体を見て、帯揚げを見せる分量を調整するとよいでしょう。

 

帯締め

効かせる色となじませ色で万全

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合わせやすい無地の冠組で、さまざまな色を揃えるのがおすすめです。濃い色を効かせれば、全体のアクセントにもなります。迷ったら、淡くてきれいな色のものを選べば、コーディネートを邪魔することなく、しっくり馴染みます。金銀の入った礼装用の帯締めは、カジュアルな着物には不釣り合いです。

 

帯留め

お腹の真ん中でちょこんと主張

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カジュアルな装いなら、帯留めのおしゃれも自由に楽しめます。素材やモチーフは様々で、着ていく場所や季節に合わせて楽します。二部紐や三部紐など細身の帯締めに通して使います。帯の柄がない部分に留めるとバランスよくまとまります。

 

足袋

白足袋できりりと、色柄物でかわいらしく

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出典:http://store.shopping.yahoo.co.jp/

街着として着る着物にも、足袋は白がおすすめです。何より清潔感があり、着こなしを引き締めて品よくまとめてくれます。白地にワンポイントの刺繍が入った足袋なら、ちょっとした遊び心を演出できます。色・柄足袋も種類が豊富ですが、品を損なわないように着物との相性を考えて選びましょう。色足袋でも、足裏は白のものを選ぶと、見た目にも清潔感があります。

 

草履

小紋や御召、紬にはエナメルの草履を

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出典:http://www.kimonoichiba.com/

小紋や御召、よそゆきの紬の着物なら履物は草履を履きます。一足買うなら、礼装用と兼用できる白や淡い色が良いでしょう。次に買うなら濃い色を選ぶと、着こなしの幅が広がります。色数を抑えたものの方が落ち着きがあります。

 

下駄

木綿やウールなら足袋に下駄で軽快に

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出典:http://kururi.net/

気軽なお出かけには、草履の形をした舟形下駄(草履下駄)が軽やかで便利です。木綿やウールンら、下駄を合わせても良いでしょう。台は塗りや柾目(まさめ=木目のこと)が通ったものがキレイです。裏にゴムが貼ってあると底が減りにくく長持ちします。

 

バッグ

洋服と兼用して自由なおしゃれを

おしゃれ着や街着にあわせるバッグは、洋服のバッグを兼用するのもおしゃれです。ただし、ショルダーバッグは着物には不向きで、小ぶりな二本手のタイプが使いやすくおすすめです。上質な皮のシンプルなバッグがあれば、ホテルや料亭などへ行く時にも使えます。街着なら、個性的な和柄のバッグを着こなしのアクセントにするのも良いでしょう。エスニックな刺繍のバッグもしっくり馴染みます。

 

羽織

室内でも着用可能。普段着なら小紋柄を

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出典:http://www.kimonoichiba.com/

羽織は洋服でいうとカーディガンのようなもので、室内では着たままでも脱いでも良いものです。もともと男性のもので歴史は浅く、女性が着用を許されたのは明治に入ってからのことでした。大正時代には、良家の子女を中心に流行しました。羽織も着物と同様に、柄ゆきで着ていく場所を決めます。落ち着いた色の無地の羽織なら準礼装に着られますが、基本的には礼装には向きません。おしゃれ着や街着には小紋柄や絞り、紬の羽織が合います。丈は流行により、長くなったり短くなったりしています。現在はひざ丈が主流です。

 

 

 

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