初めての人でも楽しめると人気の海老蔵自主公演「ABKAI2015」は浦島太郎と桃太郎を歌舞伎で演出へ

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最終更新: 2015/04/06

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市川海老蔵さんの自主公演となる「市川海老蔵 第三回 自主公演 ABKAI2015」の公演が6/4(木)~21(日)東京 Bunkamuraシアターコクーンにて開催されることが決定しました。子供も知っている昔話からひもとく日本の原風景などを歌舞伎で表現し、日本の伝統の継承を目指していく海老蔵自主公演の『ABKAI(えびかい)』が今年も開催!今年で早くも第3回となりました。

今回の演目は誰もが知っている昔話でお馴染みの浦島太郎と桃太郎。第一回と同じく、宮沢章夫脚本、宮本亜門演出となっています。

今まで、話が難しくて理解できなさそう、敷居が高そう、と歌舞伎を遠慮していた方々には、今年も上演されるシアターコクーンでは、通常の歌舞伎よりリーズナブルなお値段でわかりやすい歌舞伎を見ることができます。これから歌舞伎に行ってみたい!という初心者の方にもオススメの公演です。

そんな海老蔵さんの自主公演ABKAI2015について今回、ご紹介させて頂きます。

 

 

市川海老蔵自主公演ABKAI(えびかい)とは

市川海老蔵 歌舞伎
出典:https://www.facebook.com/

現代の人たちが忘れてしまっている、日本の昔話や神話をわかりやすく伝えていきたいという海老蔵の思いから、自ら企画し 一昨年ついに実現した自主公演です。

代々日本人が受け継いできた日本の風景や四季など、大切に思う心を若い世代に伝えられるよう、毎年の実現を目指してまいります。出典:http://www.zen-a.co.jp/

 

過去のABKAIのダイジェスト動画はコチラ

第1回ABKAI

 

第2回ABKAI

 

海老蔵「ABKAI2015」への意気込み

市川海老蔵「ABKAI2015」
出典:http://www.kabuki-bito.jp/

「日本の昔話を取り上げるのは、多くの人に観ていただきたい、特に子どもさんにも観ていただいて楽しめる作品を、というのが根本にあります」と、海老蔵は自主公演の企画意図を語りました。前回の花咲か爺さん、今回の浦島太郎、桃太郎…と、「一つひとつの珠を丁寧につくり上げ、数珠つなぎにすると面白い作品になります。昔話をこんなふうにも楽しめると、一つのカテゴリーとなっていければ本望です」出典:http://www.kabuki-bito.jp/

 

今回の海老蔵さんの役所は『桃太郎鬼ヶ島外伝』については鬼役、『竜宮物語』については乙姫役ということが既に発表されています。今回の鬼役へ海老蔵さんは「普段の古典歌舞伎では、勧善懲悪で勝つ側をやらせていただくんで、今回は負けたいな。普通にやったら鬼になる。鬼が一番やりたかった」と気に入ったようで、さらには、「高木ブーさん的な黄色いパンツをはくかも」と『ザ・ドリフターズ』のコントにある“カミナリ様”をイメージした話も記者会見で飛び出しました。乙姫役についても「いいんじゃないですか乙姫。結構綺麗になっちゃうと思いますよ。妖艶な乙姫になっちゃうぞ!」と、会場を笑わせていたそうです。

参考:http://newslounge.net/

 

第三回 海老蔵自主公演「ABKAI2015」の演目は

新作歌舞伎『竜宮物語』

昔むかしの物語。ある日、空から大きな星が降って来ました。その様子を見て多くの者が驚く中、星は海の中に落ちて粉々に砕け散りました。
星が落ちた海の中には、乙姫が住む竜宮城がありましたが、竜宮はかつてとはうって変った荒れ果てた有様。実は、竜宮城の繁栄は、人間の男がもたらしていたのでした。竜宮城で乙姫と暮らす男が病となり、竜宮は衰微の一途を辿っていました。その上、海に落ちた星のかけらの不思議な力のため、竜宮城は崩れ始めているのでした。
竜宮城の惨状を憂うる乙姫は、家臣の亀たちに向かい、新たに人間の男を探して来るように命じます。その言葉に従った亀たちは浜へと向かいます。そこで見つけたのは、病床に伏せる母のため、薬となる海藻を探していた浦島太郎。亀たちは浦島太郎を竜宮城へと連れ去るのですが……。

出典:http://www.zen-a.co.jp/

 

新作歌舞伎『桃太郎鬼ヶ島外伝』

これも昔むかしのこと、鬼たちが住む島がありました。鬼ヶ島とよばれるその島に住む鬼たちは人々に嫌われ、彼らを退治しようとする桃太郎という名の勇者が幾人も現れました。しかし、いずれも桃太郎の名を騙る偽者でした。それ故、鬼たちは誠の桃太郎がいつ現れるのかと不安を募らせているのでした。
ーさらに遡ることある日のこと、大きな星が空から降って来ました。その星は海へと落ち、粉々に砕けて水底へと沈みましたが、そのひとつのかけらを、鬼の仲間が拾い上げました。その星のかけらは、鬼たちに無限の力を与え、また、鬼ヶ島に繁栄をもたらし、鬼たちは星のかけらを「鬼石」と呼んで崇め奉るのでした。鬼たちの守り神として尊ばれるようになった「鬼石」。ある日、その鬼石から鬼の赤子の泣き声が聞こえ……。出典:http://www.zen-a.co.jp/

 

日本の昔話である浦島太郎と桃太郎の話が、宮沢章夫さん・宮本亜門さんの脚本&演出でどのようにユニークに作られるのか、とても楽しみな歌舞伎となると思います。ぜひ気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

市川海老蔵 第三回自主公演「ABKAI2015」概要

会場:Bunkamura シアターコクーン

開演時間:

【昼の部】
12:00開演 6/6,7,13,14,20,21日
13:00開演 6/5,8,9,10,11,15,16,17,18,19日

【夜の部】
17:00開演 6/13,20日
18:00開演 6/4,5,10.12,17,19日

※開場は、各開演時間の30分前

料金(税込):

一等席
11,000円
二等席
8,000円
三等席
5,000円

※三等席は特にご覧になりにくいお席です。
ご了承のうえ、ご購入ください。

詳細情報はコチラ→http://www.zen-a.co.jp/abkai2015/

 

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