国内外のアーティストから人気の「阿波和紙」魅力や特徴をご紹介

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最終更新: 2017/01/27

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アート界で話題の阿波和紙とは?

近年、阿波和紙を求めて国内外からアーティストが徳島を訪れているのを知っていますか?

阿波和紙とは徳島県で作られる和紙のこと。1300年もの昔、水が豊富で紙づくりに適したこの土地に紙の原料となる木々を植えたことに始まります。

その鮮やかな色や高級感のある風合いに惹かれてたくさんのアーティストが徳島を訪れているそう。阿波和紙を作品作りに使うために入手したり和紙そのものを作りに来たりするそうです。

阿波和紙の魅力をさぐるべく、阿波和紙ブランドの工房アワガミファクトリーへ見学に行きました。

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阿波和紙の魅力

それでは、阿波和紙の特徴をみてみましょう。

阿波和紙は大きさや厚さが豊富。幅が5メートル近いものもありました!また化学薬品をなるべく使わず丁寧に手作りするため、丈夫で長持ち。紙の端に繊維が出ている様子や味のある表面の凹凸から、その一枚を作るためにかけた時間の長さと人の手の温かみを感じます。

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阿波和紙工房アワガミファクトリーを見学

工房アワガミファクトリーの中は広々していてとてもおしゃれな雰囲気。

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阿波和紙作り紙すきの行程

まずは阿波和紙の原料となる「こうぞ」や「三椏(みつまた)」、「雁皮(がんぴ)」の内皮の繊維を取り出し、ネリという粘りのある液体を加えた水の中で溶かします。

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次に、簀桁(すけた)と呼ばれる道具に汲んでは揺り動かし、好みの厚さになるまで繊維を絡めます。

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希望の厚さになったら飾りをつけたり、

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色をつけたりして紙を飾ります。

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次に、重しをのせて圧搾したり、

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機械を使ったりして脱水。

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最後に熱い鉄板に乗せて乾かしつつ、

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ローラーで表面を整えます。

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完全に乾いたら阿波和紙のできあがり。
しっかりとした厚みがあって、とても華やかです!

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あなたもインテリアや作品作りに阿波和紙を活かしてみませんか?

こんなに長くて丁寧な工程を経てできている阿波和紙。紙だけでも一つの美術品のようでした。

皆さんも上質でおしゃれな阿波和紙を活かしてアートやインテリアを楽しんでみませんか?アワガミファクトリーでは、版画やちぎり絵などアート作品の他、名刺や壁紙にも活用される和紙など様々に使用できる上質でおしゃれな阿波和紙を販売しています。和紙を自分で染めるキットも!
オンラインショップはこちら

また、アワガミファクトリーでは工房内の見学のほか和紙作りを体験することもできます!徳島にお越しの際はぜひ訪れてみてくださいね。
詳しくはこちら
住所:徳島県吉野川市山川町川東141
開館時間:午前9:00~午後5:00
休館日:毎週月曜日(祝祭日の場合は火曜日)
入館料:一般300円/学生200円/小中学生 150円(20名以上の団体になると、それぞれ2割引。和紙作り体験は別料金。)

 

 

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この記事を書いた人
ちあき
ちあき

趣通信編集部スタッフの島田ちあきです。 着物デザイン事務所で働いたことがきっかけで着物好きに。 趣味は海外でアートな写真を撮ること、イラストを描くこと。 着物コーディネートや和グッズの情報はもちろん、普段はなかなか見えない、背景にあるモノづくりの情報も発信していきます♪

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