【着物で生け花】きもので季節のお花をいける会を開催いたしました♪
こんにちは、趣通信のしーまんです。
先日、私がひと月に1回開催しているきものイベント・きものでかけるの『きもので季節のお花をいける会』を開催いたしましたので、その様子をレポートいたします。
目次
講師は、池坊いけばな教授・谷田貝一也先生
谷田貝一也先生は、若くして東京キモノショーでのお花のパフォーマンスを行うなど、幅広く活躍している方です。
以前も講師をお願いしたことがあるのですが、一から丁寧に、個々のお花の特徴と、生ける人の人柄を大切にしながらレクチャーしてくれるので、今回もそれぞれの個性が伸びるワークショップを行っていただきました。
ワークショップの内容
「ひとりひとりにきちんと指導をしたい」というご厚意から、今回は1回最大6名の少人数で開催いたしました。ほとんどの方がお花初体験。みんな初めて握るハサミの使い方から教えてもらいます。
そして、それぞれの席の脇には、なにやらバケツがならんでいます…。
今回のワークショップでは、2種類の “いけばなセット” を用意し、まずは自由に生けていきます。それぞれ、違う草木が用いられています。
みんなワイワイスタートです。教えてもらったことはハサミの持ち方と、剣山へのお花や草木の生け方くらい。先入観なく自由な発想で生けていきます。みなさん同じお花で生けているのに、それぞれの個性が出て面白いですね。
長すぎる茎を切ったり、多すぎる葉っぱをとったり。作業は黙々と進んでいきますが、どの植物も一度切ったら元に戻すことはできません。一本一本丁寧に。
紅葉したり、枯れ始めている草木の姿も生かす
わたしは生けるお花や草木すべてきれいなものという先入観を持っていましたが、今回のテーマは”季節のお花”。紅葉したもみじや、少し葉先が枯れかかったものなど、 花の種類だけでなく、季節ごとに見せる植物の表情も大切に、お花を選んでいただきました。なんだか普段はきれいな花ばかり目に行きがちでですが、こうしてみると、どんな植物も愛おしく感じるものですね。
コスモスはなにやらウニョっと曲がっていますね。これは野生に生息するコスモスのお花なんですって。この曲線も楽しんで生けますよ。剣山に差すとお花の重みで想像と違った方向へ傾いたりもしますので、「あなたはどっちに向きたいの?」とお花と会話をする一幕も。
こちらの作品を生けた方、実は最後までお花をどう生けるのか悩んでいました。ある程度生け終わったところで先生に相談。すると蕾を一輪差して整えてくださいました。
「もみじの赤が強いから、お花とのバランスをとるのが難しいのだと思いますよ」と先生。
いけばなでも、主役はいつも華やかで目立つもの(=花)だと思っていましたが、個性の強い脇役がいるときには、こうして控えめにいることで、お互いの美しさが引き立つときもあるのですね。
最後まで、丁寧にご指導頂きありがとうございました!
きものでかけるについて
きものでかけるとは、趣通信スタッフでもあるしーまんが代表をつとめる着物イベント団体です。
イベントは毎月第2日曜日に開催。着物の着付け練習会と、おでかけやワークショップなど毎月異なる内容を企画していますよ。初めて着物を着る人にはレンタルもあるので安心です♪
着物で出かけるきっかけ、機会、仲間をきものでかけるで一緒に作りませんか?
今回の会場は、いつもライブ配信を行っているStudio331でした!
いつも趣-omomuki-代表のケビンと一緒にライブ配信を行っている三宿・世田谷公園目の前のStudio331には、キッチンもついているのでいろんなワークショップを行うことができますので、和のワークショップやイベントを行いたい方は、ぜひお問い合わせいただければと思います!
編集部おすすめ記事ピックアップ
<YouTube動画で販売促進|着物業界>
YouTube運用代行「カケアイ」
<YouTubeを活用して着物の販売促進をお考えなら!>
おすすめYouTube運用代行会社10選
趣通信編集部のアカウントです。いま、楽しむ日本の趣-omomuki をコンセプトに着物を中心に日本の伝統文化や和にまつわる話題を発信していきます。