ブラジル・サンパウロで行われたサンバカーニバルに、青森県五所川原市が寄贈した、高さ15mの「たちねぷた」が出場しました。
160万人の日系人が暮らすブラジルに「本物の日本の祭りを持っていきたい」という趣旨に賛同したコシノジュンコさん、青森県五所川原市の皆さんをはじめとする有志が実行委員となり、大震災後の義援金や重機を使ったがれきの撤去、様々な物資の寄贈など、ブラジルからの支援への感謝の気持ちを「たちねぷた」に託してブラジル・サンパウロで行われているサンバカーニバルで特大の山車(だし)が披露されました。
ありがとうブラジル!感謝の気持ちをこめた「たちねぶた」
出典:http://tatinepta-project.jp/
今回披露された「たちねぷた」は、東日本大震災後に復興の祈りをこめて制作された『復興祈願 鹿嶋大明神と地震鯰(じしんなまず)』で、これには震災後の義援金や重機を使ったがれきの撤去、物資の寄贈など、様々な支援を行ったブラジルに対する感謝の気持ちが込められているそうです。
たちねぶたとは?
出典:http://tatinepta-project.jp/
「立佞武多祭」とは、青森県五所川原市にて毎年8月4日から8月8日に開催される夏祭りで、毎年多方面から多くの方が訪れます。高さ約23m、重さ約19トンの巨大な山車を、威勢のいい掛け声のもと、五所川原市街地を練り歩き、その圧倒的迫力で沿道の観客を魅了します。五所川原市には、立佞武多祭りに出陣する大型立佞武多を常時格納・観覧できる「立佞武多の館」があります。新作立佞武多の製作体験、津軽の民工芸の製作体験、五所川原ねぷたのお囃子の練習など様々なイベントが行われています。http://tatinepta-project.jp/
この「たちねぷた」、40フィートコンテナ15台に分割された状態で1ヶ月半かけて船で運ばれ、1月にブラジルに到着した際から、現地では大きな話題となっていたそうです。サンバカーニバルに他国の祭事がそのまま持ち込まれるのは異例のこと。
「たちねぷた」が披露されたのは、サンパウロサンバカーニバル1部リーグの有力チームである「アギア・ジ・オウロ」の演目の中で1時間ほど。「アギア・ジ・オウロ」は、2015年が日ブラジル修好通商条約締結120周年にあたることから、演目テーマを『ブラジルと日本、120年の融合』としており、500名以上の日系人と、100名程の日本人を含む総勢約3,500人が、このテーマのもとに趣向を凝らした衣装と山車で日本を表現し、その姿に現地では大きな歓声とともに迎えられたそうです。(参考記事:ねぷた、ブラジルで大反響 サンバカーニバルに出場!)
出典:http://tatinepta-project.jp/
地球の裏側のブラジルと、ニッポンのねぶたが繋がりをもったニュースをご紹介させて頂きました。
日本でも毎年開催されているねぶた祭り。ぜひ見たことが無い人は生のねぶたの迫力を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ねぶた祭りオフィシャルサイト
コシノジュンコさんプロフィール
文化服装学院在学中でありながら新人デザイナーの登龍門「装苑賞」を最年少の19歳で受賞。以後ファッションデザイナーとして常に第一線で活躍。東京を拠点に活動しながら1978年のパリコレクションを皮切りに、北京、NY、ハノイ、キューバ等、世界各地でショーを開催。ファッションのみならず、沖縄の琉球海炎祭では花火、インテリアや食にもデザイナーとして参加するなどその活動は幅広く、日本の文化・伝統を世界に伝えることにも尽力している。「だんじり祭り」で知られる大阪府岸和田育ちの生粋のお祭り好き。
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