【身長150cm】のスタッフが大きいサイズの着物をおはしょり調整して着る方法をご紹介!
趣通信スタッフの紅子です。
「着物はサイズが大きくても問題なく着られます」というのはよく聞く話ですが、それでもあちこちのシワやもたつきが気になるものです。
今回は、特におはしょりが長く感じる時の調整方法についてご紹介します。大きめな着物の時や、帯結びによってはうしろのおはしょりが気になるときにも役立つと思います。
本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第25回「サイズが大きい着物のおはしょり処理の仕方をご紹介!」を元に加筆作成したものです。
基本的な着付けに関しては以下の記事をご参考ください。
関連記事: 【初心者でも簡単】着付け教室に行く前にまずは動画で着物の着付けを練習したい!
目次
- 1 【おはしょりの調整方法】身丈がちょっとだけ長い場合
- 2 【おはしょりの調整方法】身丈がとても(5cm以上)長いと感じる場合
- 2.1 おはしょりの調整方法①:まず腰ひもを普通に締めます。
- 2.2 おはしょりの調整方法②:下前を折りあげておはしょり部分を1枚にします。
- 2.3 おはしょりの調整方法③:次に胸ひもを締めます。
- 2.4 おはしょりの調整方法④:帯(写真では帯板)を当ててみて、おはしょりをどのくらいの位置にしたいのかチェックしておきます。
- 2.5 おはしょりの調整方法⑤:右手をおはしょりに差し込み、好きな位置まで引き上げます。
- 2.6 おはしょりの調整方法⑥:ひもをもう一本取って、5で引き上げた部分の真ん中あたりに軽く結びます。
- 2.7 おはしょりの調整方法⑦:うしろのおはしょりを整えます。
- 2.8 おはしょりの調整方法⑧:右脇に余っている部分を前の方にきゅっと寄せて中に入れてしまいます。
- 2.9 【背が小さい人向け】サイズの大きい浴衣の着付け・きれいなおはしょりの作り方とは?
- 2.10 最後に伊達締めをします。
- 2.11 編集部おすすめ記事ピックアップ
【初心者でも簡単】着付け教室に行く前にまずは動画で着物の着付けを練習したい!
【おはしょりの調整方法】身丈がちょっとだけ長い場合
腰ひもをいつもより高めに締めるだけでも解決します。
【おはしょりの調整方法】身丈がとても(5cm以上)長いと感じる場合
おはしょりの調整方法①:まず腰ひもを普通に締めます。
腰ひもの下のシワをきれいに取っておきます。
おはしょりの調整方法②:下前を折りあげておはしょり部分を1枚にします。
おはしょりの調整方法③:次に胸ひもを締めます。
衿元から下に向かって滑らせるようにしてから結びましょう。
おはしょりの調整方法④:帯(写真では帯板)を当ててみて、おはしょりをどのくらいの位置にしたいのかチェックしておきます。
※きれいに見えるおはしょりの長さは人差し指1本分くらいと言われています。
おはしょりの調整方法⑤:右手をおはしょりに差し込み、好きな位置まで引き上げます。
後も少し持ち上げます。後ろはあとで整えますので、この段階では整っていなくて大丈夫です。
おはしょりの調整方法⑥:ひもをもう一本取って、5で引き上げた部分の真ん中あたりに軽く結びます。
この紐は見えてしまいやすいので、きちんと端をからげておきましょう。上側を下に折り返します。(3の胸ひもが見えるようになります)
おはしょりの調整方法⑦:うしろのおはしょりを整えます。
3の胸紐と6の胸紐の間から生地を引き出して好きな長さに調整しましょう。
おはしょりの調整方法⑧:右脇に余っている部分を前の方にきゅっと寄せて中に入れてしまいます。
自分であとで引っ張ってシワを伸ばしたい場合には、6.で結んだ腰紐の上にパタッと折り返して下に引っ張って直します。
詳細は動画でもご紹介しておりますが、画像での解説は浴衣バージョンの記事でも解説しておりますので以下よりご覧ください。
関連記事:【背が小さい人向け】サイズの大きい浴衣の着付け・きれいなおはしょりの作り方とは?
【背が小さい人向け】サイズの大きい浴衣の着付け・きれいなおはしょりの作り方とは?
最後に伊達締めをします。
半幅帯の場合などはうしろのおはしょりが二重になって見えてしまう場合があるので、余りの部分を折り上げるなどしておきましょう。
あとは通常どおりに帯結びを始めましょう。
おはしょりの処理に困っている方は多いですよね。小さいサイズの着物を対丈(ついたけ)で着る場合を除いて、女性の着物では避けられない部分ですので、お悩み解消のお役に立てたら嬉しいです。
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着道楽だった祖母の影響でアンティーク着物の美しさの虜になり、そのまま着物が大好きになりました。お手入れしながら長く大切に着られるところに魅力を感じます。 もっと気軽に、いろいろなところに着物でお出かけしたい!今さら訊けないことから便利グッズまで、少しでも着物が身近に感じられるような内容を、私自身も勉強しながら発信していければと思います。よろしくお願いいたします!
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