「“歌舞伎ってカッコイイんだ”って感じて欲しい」海老蔵と獅童が共演した新作歌舞伎が開幕!
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと中村獅童さんのダブル主演に、脚本・宮藤官九郎さん、演出・三池崇史さんで、登場人物が宇宙で活躍するという異色の歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』が、3日開幕しました。
写真は製作発表会見のもの(出典:http://www.kabuki-bito.jp/)
『地球投五郎宇宙荒事』の時代設定は元禄時代。度重なる宇宙生命体の襲来によって、江戸幕府はその機能を失い、とうとう獅童演じる宇宙人の親玉「駄足米太夫(だあしべえだゆう)」の襲来を許す。そこに海老蔵演じる正義の味方「地球投五郎(ちきゅうなげごろう)」が現れる、という展開となっています。
海老蔵さんは、この作品の上演のきっかけについて、昨年獅童と共演した舞台の最中に楽屋で「2人で新しいこと(歌舞伎)をやりたいね」と話したことがキッカケとなったそうです。その場で脚本に宮藤官九郎さん、演出に三池崇史さんそれぞれに直接電話し、「猛スピードで決まった」と明かしました。
また、2012年に亡くなった中村勘三郎さんからも「成田屋のお家芸は“荒事”なんだし、新作をやるなら最後は地球を投げちゃうくらいのことやって欲しい」と言われていたエピソードを披露し、それも今回の作品のヒントになっていると述べました。
獅童さんもやはり勘三郎さんから「まだ歌舞伎を見たことのない人を振り向かせる事が君の使命だ」と言われたと語り、「“今の歌舞伎”ももちろん大事だが、“未来の歌舞伎”はもっと大事だと思っている。“歌舞伎ってカッコイイんだ”って感じて欲しい」と意欲を見せた。その上で、三池さんの演出ということで「もしかしたら映像とか現代の技術が詰まった新作と予想される方も多いと思うが、本来の歌舞伎に忠実に作っている」と、伝統芸能を伝える者としてのフォローも忘れませんでした。
海老蔵さんは2月4日に「たのし なまえ変えたの笑」というタイトルのブログ記事を投稿。本名の「堀越孝俊(たかとし)」の漢字を「寶世(宝世)」に変えたと報告した。そして獅童さんは1月31日に5年間交際をしていた方との再婚を発表。
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六本木歌舞伎
開催日:2015年02月03日 – 2015年02月18日
会場:EX THEATER ROPPONGI~イーエックスシアターロッポンギ
開演時間:
昼の部 12:00開演 2/5,7,8,9,11,12,14,15,16,18
13:00開演 2/4,6,10,13,17
夜の部 16:30開演 2/5,7,8,9,11,12,14,15,16
18:00開演 2/3,4,6,10,13,17
チケット詳細はコチラ
※残念ながらチケットは完売しております。
市川海老蔵プロフィール
十一代目 市川 海老蔵(1977年12月6日生まれ)は、歌舞伎役者、俳優。歌舞伎名跡「市川海老蔵」の当代。屋号は成田屋。定紋は三升、替紋は杏葉牡丹。本名は堀越 寶世(宝世)〔ほりこし たかとし〕。妻はフリーニュースキャスターでタレントの小林麻央。
昭和58年5月歌舞伎座にて『源氏物語』の“春宮”で初お目見得。
昭和60年5月歌舞伎座にて『外郎売』の“貴甘坊”を勤め、七代目市川新之助を襲名。以後、数々の舞台を勤める。
平成16年5月十一代目市川海老蔵襲名
NHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』で主役をつとめるほか、現代劇にも挑戦している。2013年4月9日に開始したブログサービス「Ameba(アメーバ)」では「Ameba」芸能人ブログランキングでアクセス1位をキープしており、初代「MVB(Most Valuable Blog)」にも選ばれている。
中村獅童プロフィール
二代目 中村 獅童(にだいめ なかむら しどう、1972年(昭和47年)9月14日 – )は、歌舞伎役者、日本の俳優・声優。本名、小川 幹弘(おがわ みきひろ)。乙女座。血液型はO型。身長177cm。体重63kg。足のサイズ26.5cm。日本大学藝術学部演劇学科中退。2013年4月より京都文教大学客員教授。母親が社長を務める中村獅童事務所所属。
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