六本木にある泉屋博古館 分館にて「特別展 きものモダニズム」が2015年9月26日(土)から12月6日(日)まで開催されます。大胆なデザインとあでやかな色が美しい「きものモダニズム」の世界が東京六本木で一堂に100点紹介されるのは初めてとなる「特別展 きものモダニズム」をご紹介させて頂きます。
特別展 きものモダニズムの概要
社会に豊かさと自由をもたらした大正から昭和にかけて、新しい生地、新しい意匠が登場し、銘仙(めいせん)と呼ばれる華やかな絣(かすり)のきものが大輪の花を咲かせます。 アール・ヌーヴォーからアール・デコへと美意識がうつりゆく中で、華やかで色彩あふれるモダンなきものが女性たちを美しく飾りました。
バラやチューリップなどの洋花や、アメリカンモダニズムのデザインを斬新にとりいれた銘仙は時代の象徴となりました。長野県・岡信孝コレクション 須坂クラシック美術館の開館20周年を記念して、所蔵の銘仙100選を、東京・六本木の地で一堂に紹介する初めての機会です。大胆なデザインとあでやかな色が美しい「きものモダニズム」の世界をお楽しみください。
銘仙とは
銘仙は、経糸(たていと)や緯糸(よこいと)を糸の状態で染め分け、模様を織り出す「絣」の技法を用いた、平織の絹織物。経糸と緯糸を織り合わせると、自然と「絣足(かすりあし)」と呼ばれる、模様と糸の「ずれ」が生じる。これにより、後からプリントを加えた生地とは異なり、色の境界線が少しずつ重なり合うような柔らかな雰囲気が生まれる。このような絣の独特の風合いと、新しいモダンなデザインが融合した銘仙は、当時の女性たちを魅了していった。
特別展 きものモダニズムでは、選りすぐりの華やかでモダンなきものや銘仙が100点紹介されます。
アールデコに代表される海外での芸術思潮を反映したものから、奇抜なモチーフを取り上げたものや幾何形体を複雑に組み合わせたものなど、個性溢れるさまざまな銘仙が展示されます。またきもの展示のほか、銘仙美人が描かれたポスターの原画や製作工程の映像作品も揃い、トークショーなどのイベントの開催も予定されています。
ぜひ「きものモダニズム」の世界を体感してみてはいかがでしょうか。
特別展 きものモダニズム 展覧会詳細
会期:2015年9月26日(土)~12月6日(日)
《前期》9月26日(土)~11月1日(日)、《後期》11月3日(火・祝)~12月6日(日)
会場:泉屋博古館 分館
HP:http://www.sen-oku.or.jp/
住所:東京都港区六本木1-5‐1
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで。
休館日:月曜日
※ただし、10月12日・11月23日は開館。10月13日・11月24日休館。
入館料:一般800円(640円)、高大生500円(400円)
※中学生以下、障害者手帳呈示の方は、無料。
※きもの割:きもので来館すると100円割引。
※20名様以上の団体の方は( )内の割引料金。
スペシャル・ギャラリ―トーク
10月17日(土)、11月7日(土)15:00~16:00
ゲスト:本展監修者・長崎巌(共立女子大学教授)
■ゲスト・トーク「銘仙の魅力」
9月26日(土)、11月14日(土) 15:00~16:00
ゲスト:外谷育美(須坂クラシック美術館学芸員)
■対談「現在に伝わる銘仙の技:復刻銘仙を語る」
11月21日(土) 15:00~16:00
ゲスト:菊池理予(東京文化財研究所研究員)
新井教央(秩父新啓織物)
■ギャラリ―トーク
10月2日(金)、10月30日(金)、11月13日(金) 15:00~16:00
ナビゲーター:森下愛子(泉屋博古館 分館学芸員)
■ロビー・コンサート「大正ロマンコンサート」
※アークヒルズ音楽週間2015参加
10月10日(土) 15:00~16:00
演奏者:マンドリン・平井猛、ギター・香登みのる
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