4000点以上の浮世絵コレクションから、厳選した150点が日本初公開!

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最終更新: 2015/09/07

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最終更新: 2015/09/07

 

今から250年前に浮世絵師・鈴木春信を中心とするグループにより、白黒ではなく色を用いた多色摺(たしょくずり)の浮世絵版画の新しい技術が考案され生み出された「錦絵にしきえ」。色鮮やかで錦のように美しいことから「錦絵」と呼ばれています。

明治以降、西洋の人々にも愛好されるようになった浮世絵は、現在、世界各地の美術館に所蔵されています。アメリカ合衆国北東部、ペンシルベニア州のフィラデルフィア美術館は、130年以上の歴史を誇る、全米屈指の美術館です。現在、4,000点以上もの浮世絵を所蔵していますが、これまで一部作品が里帰りしただけで、その全体像が日本で紹介されたことはありませんでした。

しかし昨年、同美術館の協力の下、主要な浮世絵師の全作品を調査する機会を得ることができ、その成果として、錦絵誕生からちょうど250年となる今年、4000点以上の浮世絵コレクションから、厳選した150点が「錦絵誕生250年フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!」展にて日本で初めて展示されることになりました。

 

錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!の見どころ

第1章:錦絵以前の浮世絵版画の始まりを紹介

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出展:錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!公式サイト

草創期の浮世絵版画は、墨板だけで摺られた「墨摺すみずり」でしたが、やがて筆で彩色する「丹絵たんえ」や「紅絵べにえ」、「漆絵うるしえ」が現れました。これらの色鮮やかな作品は人気を呼び、より大量の浮世絵版画を生産するために、板で着色する「紅摺絵べにずりえ」が考案されました。墨に加え、紅・黄・草色を基本とする紅摺絵の好評を得て、さらに色数が多い錦絵が誕生することになります。

 

第2章:錦絵の誕生。鈴木春信の作品を紹介

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江戸時代は陰暦であったため、年によって、1ヶ月が30日の大の月と29日の小の月が変化した。そのため、その年の月の大小を知らせることが暦の最も重要な役割であった。明和2年(1765)、江戸の趣味人たちの間で、意匠を凝らした大小の絵暦の交換会が盛んに行われるようになった。これら絵暦の過半に関与したのが絵師の鈴木春信である。絵暦には紅摺絵より進んだ木版多色摺の技法が用いられたが、まもなく、それは錦のように美しい「錦絵」と命名されて一般に売り出された。錦絵は絵師だけではなく、彫師、摺師の技術が加わって誕生した総合芸術なのである。

引用:錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!公式サイトより

 

第3章:清長・歌麿・写楽 みずみずしい美人と個性的な役者たちを紹介

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出展:錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!公式サイト

鈴木春信が描く華奢で可憐で生々しさを感じさせない女性が、錦絵が飛躍的に広がったことを受け、次第に現実的な雰囲気を身につけていくようになりました。18世紀末には、八頭身美人の群像を得意とした鳥居清長、大首の美人画を考案した喜多川歌麿、デフォルメした役者大首絵を描いた東洲斎写楽など、個性的な絵師たちが登場し、互いに競って新様式の作品を発表しました。浮世絵黄金期の到来ともいえる時代の作品が紹介されます。

 

第4章:北斎・広重など腕を振るった錦絵の成熟の紹介

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出展:錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!公式サイト

錦絵の成熟期が紹介される4章は「富嶽三十六景 凱風快晴」や「かごのとりすゞめいろどき」など、葛飾北斎や歌川広重らが腕を振るい、シリーズ化された人気商品も数多く刊行された時代で、それ以前にはなかった現実感あふれる妖艶さ漂う作品が揃って紹介されます。

 

第5章:上方の錦絵の紹介

浮世絵の主流とされてた江戸から移り、上方でも、土地の嗜好に合った独自の役者絵が生み出されていきましき、江戸と異なり役者を美化せず、ありのままの姿に描くのが特徴でした。合羽摺(かっぱずり)を最も多く手がけた有楽斎長秀など、現存率の低さと素朴な味わいが魅力の作品が紹介されます。

 

「錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!」開催概要

開催期間:2015年10月10日(土)~12月6日(日)
開催場所:あべのハルカス美術館
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
TEL:06-4399-9050
開館時間:火~金 10:00~20:00 月土日祝 10:00~18:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:10月19日(月)、26日(月)、11月9日(月)、16日(月)

■静岡開催
開催期間:2015年8月23日(日)~9月27日(日)
開催場所:静岡市美術館
住所:静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F
TEL:054-273-1515(代表)
開館時間:10:00~19:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休

錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!公式サイト

 

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