【着物の着付け】胸が大きい方向け!スッキリ見える補正の仕方

[#趣ライブ]

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最終更新: 2017/12/03

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最終更新: 2017/12/03

 

趣通信スタッフの紅子です。

みなさまから趣通信にお寄せいただいた「補正についてのお悩み」についてご紹介をさせていただきます。事前に趣通信やSNSで補正のお悩みを募集したところ以下のようなコメントを沢山いただきました。

 

胸の大きい人がすっきりした胸元にする補正方法が知りたい

胸が大きいので和装ブラをしてもまったく潰れず…
潰してもデコルテはペタンコだったり。
胸の下にタオルを入れてなだらかにとは言いますが
そうすると余計に太って見えるので、どうしたものか悩みます。
胸の大きい人がすっきりした胸元にする方法が知りたいです

引用元:胸の補正をどうしたらいいの?胸の大きい・小さい場合など補正のお悩みを募集中!コメント欄より。

 

胸が大きいため補正をするが段差ができてしまう…

サイズが大きいので着物用の下着で潰すのですが、それでも段差ができるのが悩みです。
タオルを段差埋めに入れるとずどんとして見えるし苦しいし、入れないと着崩れるし…適した補正の方法が知りたいです。

引用元:Instagramコメント欄より。

 

そこで今回は、特にご要望の多かった胸の大きな方の補正の仕方について、着付師の吉澤暁子先生に教えていただきました。

 

着付け師・吉澤暁子さん

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着付け師・吉澤暁子

百貨店や着物イベントなどでの〈公開レッスン〉をはじめ、国内外を問わず広く『着物の着付け』を通して〈和の文化を伝える〉活動に従事。大阪校や東京校での教室の他、企業への出張レッスン、専門学校や百貨店・グランフロント大阪など大型商業施設での講演、webを使っての親子着付けレッスンやラジオ出演など多方面において広く活躍。

吉澤暁子きもの着付け教室

 

本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第22回「胸の大きい方の補正の仕方」を元に加筆作成したものです。

 

着付けで補正をするメリット

吉澤先生が考える補正のメリットは2つあります。

1.着崩れしにくくなる

2.着姿が美しくなる

人間の体は曲線的であるのに対して、着物は直線的に作られた衣服です。
そのため、何もしないで着てしまうとシワが入ったり凹凸が強調されたりしてしまいます。
それを解決するために行うのが補正、と考えてください。

 

着付けの補正に使うもの

補正に使うタオルは端までパイルがあり厚すぎないものがお勧めです。
家庭には端が薄くなっているタオルも多いですが、補正に使える部分が少なくなってしまうのでお勧めできません。

一方、ホテル仕様のものは厚すぎるために体に添いづらく、避けた方がいいでしょう。
また、腰紐や和装クリップなどは仮押さえに便利です。あとから外せばいいので積極的に使いましょう。

 

胸の大きい方向け!着付け補正の手順

それではさっそく、具体的な補正の仕方について見ていきます。

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(#趣ライブでは体の凹凸に対して、補正の仕方が分かりやすいようにトルソーで肌着をつけずに放送しました)

補正の前に肌着をつけます。体に近い方から肌着→補正→長襦袢、と着ていくのが一般的です。

 

1.まず、腰の後ろに畳んだタオルを当てます。

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ウエストのくびれによって胸の大きさが強調されてしまうので、腰の後ろの補正は必要なものです。

 

2.タオルを縦半分に折り、端がアンダーバストに来るくらいの位置で、ウエストにタオルを巻きます。

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3-1.胸が大きい方の一般的な補正

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タオルの端を三角に折り、折り返した部分が体に付く向きで右肩にかけます。

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真ん中で折り返してまた端を三角に折って左肩にかけます。上からそっと長襦袢を羽織れば、紐などは必要ないでしょう。

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胸との段差がなく、すっきりと補正ができています。

 

3-2.さらに胸が大きい方の補正

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タオルを細長く半分にたたみ、少しずらしながら蛇腹に三つ折りくらいにして、トップのやや下から当てます。

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当てる位置を以下の写真のようにバストトップから当ててしまうと、段差ができてしまう原因にもなってしまいます。当てる位置は「バストトップのやや下」です。

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和装ブラの下に挟み込むなどすれば十分にとまります。

 

着付けの補正を敬遠してしまう方へ

補正を入れると太って見えるという心配をする方がいらっしゃいますが、補正は、段差をなくすというより、なだらかにするという考え方です。
なんとなくタオルを当てるのではなく、まずご自分の体のデコボコを把握して、そのカーブを埋めるような感覚で当てていくと、着崩れないだけでなく、着姿もきれいになります。

 

胸が大きい方の「衿が崩れやすい」というお悩みについて

こういう方は、固めの衿芯を使っていらっしゃることが多いようです。薄いものやメッシュのものなど、少し柔らかめの衿芯を選んで使ってみると体に馴染んで浮かなくなります。

 

 

たくさんの方にお着物を着せ、着付けを教えていらっしゃる経験豊富な先生が柔らかい口調で教えてくださる補正に、動画配信中の反響も大きかったです。

見逃してしまった方はもちろん、もう一度見たいという方も、ぜひアーカイブ動画をご覧くださいね。

 


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この記事を書いた人
紅子
紅子

着道楽だった祖母の影響でアンティーク着物の美しさの虜になり、そのまま着物が大好きになりました。お手入れしながら長く大切に着られるところに魅力を感じます。 もっと気軽に、いろいろなところに着物でお出かけしたい!今さら訊けないことから便利グッズまで、少しでも着物が身近に感じられるような内容を、私自身も勉強しながら発信していければと思います。よろしくお願いいたします!

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