【着物の着付け】自分の体型にあった着物の補正用品をタオルで手作り♪
着物着付けを趣通信の公式YouTubeでもご紹介をさせていただいておりますが、コメントで多く寄せられる一番のお悩み相談は、着物の補正方法についてです。
胸が大きな方、お尻が出ている方など、人の体型は人それぞれなので、着付けの方法も人それぞれですね。
過去の趣通信の記事でも、簡単な補正の仕方をご紹介しましたので、まずはそちらを参考にみていただいと思います!
関連記事:【着物着付け】簡単な補正の仕方(タオルの使い方)と襦袢の下に着る補正下着などをご紹介
関連記事: 【着物の着付け】胸が大きい方向け!スッキリ見える補正の仕方
そして、こちらの記事を参考にした上で、簡単に着付けができるように補正用品を手作りできないかと思い、今回ご紹介をさせていただきます。
目次
- 1 着物の補正用品をタオルで手作りしましょう!
- 1.1 着付け補正用品を手作りするときに用意するもの
- 1.2 着物の補正用品をタオルで手作りする方法①:腰当ての部分を作ります。
- 1.3 着物の補正用品をタオルで手作りする方法②:胸部分の補正用タオルを折ります
- 1.4 着物の補正用品をタオルで手作りする方法③:胸に当てて自分の体の位置を確認します
- 1.5 着物の補正用品をタオルで手作りする方法④:腰紐で仮止めして、できあがりを確認
- 1.6 着物の補正用品をタオルで手作りする方法⑤:クリップで仮止めしてから、体から外す
- 1.7 着物の補正用品をタオルで手作りする方法⑥:ざくざくと縫っていきます
- 1.8 着物の補正用品をタオルで手作りする方法⑦:腰紐で固定したら完成です!
- 2 さらに着付けを楽ちんにするために。さらしを追加して補正ベストに!
着物の補正用品をタオルで手作りしましょう!
毎回タオルを折って体に沿わせるのもいいのですが、できるだけ手間をはぶいたり、着付けは簡単にしたいですよね?なので、自分の体のカタチに折って縫ってしまいましょう!
着付け補正用品を手作りするときに用意するもの
・タオル3枚くらい(なるべく薄いもの。端まで厚さの変わらないもの)
・クリップ(厚いものでも挟めるもの)
・裁縫道具
着物の補正用品をタオルで手作りする方法①:腰当ての部分を作ります。
お尻のラインがなだらかになると、背中やお尻のシワや、帯の形がきれいに決まるようになりますね。このときのポイントは、タオルをきれいに折るのではなく、あえて「Z」の形になるように、だんだんずらして折ること。こうすることで、タオルと体の境目がなだらかになって、自然な曲線ができます。自分に必要な大きさ、厚みを確認しましょう。厚みが足りない人は、更にタオルをプラスしましょう。
着物の補正用品をタオルで手作りする方法②:胸部分の補正用タオルを折ります
折り方は以下の動画を参考にしてみてください。
着物の補正用品をタオルで手作りする方法③:胸に当てて自分の体の位置を確認します
人によってタオルの重なり具合が異なります。いつもの和装ブラジャーや肌着を身に着けておくと良いでしょう。自分のベストポジションが決まったらクリップなどで形が崩れないように留めておきましょう。
着物の補正用品をタオルで手作りする方法④:腰紐で仮止めして、できあがりを確認
腰あてと胸の補正部分のベストポジションが決まったら、ずれないように腰紐で留めます。縦に半分にしたタオルを腰に巻くと、なだらかな胴の形のできあがりです。
着物の補正用品をタオルで手作りする方法⑤:クリップで仮止めしてから、体から外す
クリップでタオルが重なり合うポイントを留めてから体から外していきます。このときに、腕を上に上げた状態でクリップで留めたりすると、実際の位置とずれるので、必ず腕をおろした状態でゆっくり留めていきましょう。
着物の補正用品をタオルで手作りする方法⑥:ざくざくと縫っていきます
針仕事が苦手!という方でも大丈夫。小学生の時、タオルで雑巾を縫ったと思いますが。そのレベルで構いませんので、ザクザク縫ってください。タオルが重なっているところを縫っていきます。
腰当ても一緒にまとめてしまいたかったのですが、着付けするのが大変だったので、別々に。こちらも「Z」の形が崩れないように縫っていきます。
着物の補正用品をタオルで手作りする方法⑦:腰紐で固定したら完成です!
胸部分は、このまま和蔵ブラジャーを上から身につけると着付けがしやすく、更に体のラインをきれいに見せてくれますよ!
体型によってはもっとタオルが必要な方もいると思いますので、ご自身で調整してくださいね!
さらに着付けを楽ちんにするために。さらしを追加して補正ベストに!
もっと楽したい!という方は、さらしをつかってベストのように作り変えるもおすすめです。頭からすっぽり被るだけなので手でタオルを抑えておく必要もありません。市販のベスト型の補正具と変わらない仕上がり。自分のサイズに合っているので着心地も仕上がりもいい感じです♪
以下の写真のように、さらしを一枚(かぶったときに、前後がお尻にかかるくらいの長さにカット)用意。頭の部分をV字にカットします。ほつれないように襟ぐりだけ、三つ折りして縫っておくといいでしょう。
さらしの脇部分は耳になっているのでほつれる心配はありません。自分の体の補正に必要な部分を晒しに縫いつけて、さらに胴巻き部分に紐をつければ腰紐もいりませんよ!
たくさんの方からいただく着付けについてのお悩みをいただきますが、補正をきちんとすることで解消されることがたくさんありますので、ぜひ自分の身体にあった補正を見つけてみてくださいね。
今回は自分で作る着物補正のご紹介でしたが、それでも面倒だという方(笑)は、市販でも和装肌着で人気のたかはしきもの工房さんから「タンクトップ」タイプの補正肌着や、着付け教室の先生が考案された「着物補整着」が販売されていますので、チェックしてみてください。
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