趣通信スタッフの紅子です。
浴衣のときの、ほどよい衣紋の抜き方は「こぶしひとつ分」と言われていますが・・・
これが意外と難しい。
確かに抜いたはずなのに、着ているうちに、お出かけしているうちに、だんだん詰まってきてしまう!というお悩みが多く聞かれます。
首のうしろにぺたりと張り付いた衿や、前でぐずぐずと崩れた衿元は見る人にも暑苦しいもの。
今回は、ちょっと気をつけるだけで衣紋が詰まりにくくなる、着る時のコツをお届けします。
本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第7回目「浴衣の衣紋の抜き方や抜き加減のコツ」の書き起こしとなります。
目次
浴衣の衣紋の抜き方や抜き加減のコツその1【浴衣を着る時は、まっすぐ前を見る!】
きちんと着られているかな、と気になって、下を見たり体をねじってみたり…
その気持ち、よくわかります。でも待ってください。浴衣は(着物全般ですが)身体という立体に布を巻きつけていくもの。不安定な姿勢ではきれいに着ることはできません。
多くの方が鏡を見ながらお召しになると思います。視線は鏡に向け、鏡で確認しましょう。
浴衣の衣紋の抜き方や抜き加減のコツその2【衿を整える時は、横に引っ張る】
衿を整える時、なんとなく下に引いてしまいがちですが、これも衣紋が詰まる原因の一つです。左手を身八つ口から入れて右の衿を持ち、右手で上の衿を持ち、スッと真横に引いて整えましょう。こうすることで、衣紋が詰まることもなく、衿が胸にピタッと着きます。
浴衣の衣紋の抜き方や抜き加減のコツその3【伊達締めやコーリンベルトで崩さないように!】
伊達締めもコーリンベルトも、衿元を崩さないために使うものですが、使い方によってはかえって着くずれの原因にもなりかねません。
伊達締めを締める時には、上(のどの方)から胸元をなでるようにスライドさせて当てるといいでしょう。前方から当てると衿が浮いてしまう原因になることがあります。
また、コーリンベルトを利用される方は、長さと留める位置に注意してください。コーリンベルトが短いと衣紋が詰まってしまいますので、たるまない程度の緩めがおすすめです。
留める位置も、あまり上につけると衿を下に引くようになってしまい、これも衣紋が詰まる原因になります。
浴衣の衣紋の抜き方や抜き加減のコツ番外編【浴衣に衣紋抜きを縫いつけてしまう!?】
あらかじめ、「ほどよい」衣紋の抜き加減になるように、浴衣の背中(帯で隠れてしまいます)にベルトループのようなものを縫い付けておく、という方法もあります。胸紐を結ぶときにそこを通すようにすると、衣紋が詰まることは避けられると思います。ただし、針穴が残ってしまうことがあるので、キズになったら困る浴衣では避けた方が無難です。
読みながら、思い当たるようなことはありましたでしょうか?
衣紋のお悩みは個人差があると思いますが、今後も #趣ライブ にて定期的に放送していきますので、お悩みなどFacebookやInstagramのコメント欄にお寄せください!
浴衣で夏を思いっきりお楽しみくださいね♪
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