長襦袢の着方やコツなどをご紹介!(長襦袢の着付け動画あり)

趣通信スタッフの紅子です。

長襦袢は衿以外は見えませんが、きちんと着ないと最終的な着姿が乱れてしまうので手が抜けませんよね。
みなさんいろいろな工夫があると思いますが、今回はベーシックな長襦袢の着方をおさらいしたいと思います。

 

本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第18回目「長襦袢の着方」を元に加筆作成したものです。

 

■用意するもの
長襦袢(半衿をつけたもの)
衿芯(キッチリめに着たい人は固め、自然に体に沿うのは柔らかめがいいでしょう)
伊達締め
腰紐

 

長襦袢の着付け前の準備

・伊達締めと腰紐は、真ん中がつかめるように半分に折って、すぐ手が届く高さにかけておく
・半衿の中(内側)に衿芯を入れる。このとき、首肩に沿う向きを確認しましょう。
・肌着のうしろは、衿を抜いたときに隠れる程度に抜いておく。
(注:長襦袢を汚さないために小衿を出すという方もいます。)

 

長襦袢の着付け(着方)手順

長襦袢の着方その1. 長襦袢に袖を通す

うしろから長襦袢を両肩にかけて、両袖を通す。

 

長襦袢の着方その2. 長襦袢の衿先と背中心をつかむ

衿先を揃えて片手で持ち、反対の手を後ろにまわして背中心を確認してつかむ。

 

長襦袢の着方その3. 長襦袢の衣紋を抜く

背中心をゆっくり引いて、握りこぶし一個分くらい衣紋を抜く。このとき肌着を確認する。

 

長襦袢の着方その4. 衣紋がつまらないように開く

抜いた衣紋が戻らないように気を付けながら前で半衿の端くらいを左右それぞれ持ち、そっと開く。

 

長襦袢の着方その5. 胸を包むようにあわせる

下前(右手側)を、左バストのトップを包むようにあわせ、右手はそのままにして左手で上前を右バストのトップを包むようにあわせ、右手を抜く。

【ここがポイント!】トップより下であわせてしまうと衿が谷間に落ちて着崩れる原因になります。

 

長襦袢の着方その6. 衿の交差は喉のくぼみ

衿の交差はのどのくぼみを目安に。

 

長襦袢の着方その7. 腰紐は上から滑らすように

(左手は衿を押さえたまま)右手で腰紐を取って左手のすぐそばに当て、両手でそっと腰紐を広げたら、上から滑らすようにして胸下に通し、うしろにまわす。

 

長襦袢の着方その8. 腰紐を衣紋抜きに通す

(衣紋抜きに通したい時は)腰紐を衣紋抜きに通す。

 

長襦袢の着方その9. 腰紐を結ぶ

腰紐をうしろで交差し、前でからげる。この紐は強く結ぶ必要はありません。苦しくないように。

 

長襦袢の着方その10. 長襦袢のシワを伸ばす

背中のシワを左右に寄せてとる。

【ここがポイント!】このシワは着物にひびいてしまうので、必ずきれいにとりましょう。

 

長襦袢の着方その11. 伊達締めも上から滑らすように

伊達締めを手に取り、上記7の腰紐より上から滑らせて胸下に通し、うしろにまわして交差させる。

後ろで左右に引いて少し締めたら下になる方を斜めに折りあげて(背中側を平らにできます)前に戻す。

 

長襦袢の着方その12. 伊達締めを結ぶ

前で軽くからげて伊達締めの端をしまう。前でぎゅっと結ぶと苦しいので注意。

 

腰紐なしで伊達締めを締める方法もあります。

上記7で伊達締めを使う人も多いです。とにかく紐の本数を減らしたい人におすすめ。
腰紐を使うメリットとしては、衣紋抜きに通しやすい、背中のシワをのばしやすい、という点が挙げられます。

 

冒頭にも書きましたが、長襦袢は意外と手抜きが許されない、そして着心地という点においても重要なアイテムですね。かんたんキレイで楽に着られるような工夫を見つけたいです。

 

【動画で簡単】長襦袢の着方

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趣 – omomuki –さんの投稿 2017年2月6日(月)

 

着物の着付けに関してもご紹介しておりますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

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