【帯結び】名古屋帯で結ぶ「銀座結び」の結び方を動画付きでご紹介
趣通信スタッフの紅子です。
今回は、最近人気のある「銀座結び」の結び方をご紹介します。
なお、この結び方はカジュアル用ですので冠婚葬祭などのフォーマルな場には不向きです。お友達との気軽なお出かけなどに、ぜひ結んでみてください。
目次
【#趣ライブ】名古屋帯で結ぶ銀座結びの結び方(解説付き)
本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第26回目「名古屋帯で結ぶ銀座結び」を元に加筆・作成したものです。
名古屋帯での銀座結びに用意するもの
名古屋帯
仮紐(3本。うち1本は帯枕の代わりに使います。)
帯揚げ
帯締め
和装クリップ
名古屋帯での銀座結びの結び方
1.名古屋帯の「て」を、手先を前にして肩にかけます。
「わ」(折り山のある方)が外側です。反時計回りに結ぶ(関東巻き)場合は左肩に、時計回りに結ぶ(関西巻き)場合は右肩にかけましょう。
帯の長さや出したい柄によって肩にかける長さは変わりますが、標準的には伊達締めにかかるかかぶるか、くらいのところになります。
2.体にひと巻きします。
3.背中の真ん中くらいで、巻いた帯の下に指を差し入れて巻き始めをつまみ、そのまま「たれ」を真横にぐっと引きます。
たれを持つ手は常に帯の下側を持つように意識してください。
4.そのままたれを前にまわし、前柄の位置を確認したら、和装クリップで止めておきます。和装クリップも、下から上に止めてください。
5.たれを後ろまで持っていき、帯幅が半分になるように折りあげます。
6.肩にかけておいた手先を後ろにおとし、たれを持つ手とは違う手でつかみます。両手はなるべく近くになるようにしておくと緩みにくいです。
7.手先をたれの下を通るようにしてねじります。
8.たれを下におろしたあと、仮紐でねじり目のすぐ下を固定し、そのまま前で結びます。
少し体を前にかがめながら結ぶとしっかり押さえられます。
9.仮紐の下にあるたれを広げます。
10.手先のシワをのばしてから外側に折り返し、上記8の仮紐の上に重ね、また仮紐を結びます。
11.帯枕の代わりに使う仮紐を半分の長さに折ってから、たれの内側に通し、左右の手で水平に持ちます。
12.たれを持ち上げながら上記11の仮紐を帯の上線まで持ち上げ、背中にピタッとつけてから前でしっかり結び、帯の中に押し込みます。
13.帯揚げをたたんで上記12の腰紐に重ね、前で軽く結んでおきます。
14.背中のたれを撫でて、シワがないように整えます。
15.上記8と10の仮紐をはずします。
16.帯締めを手に取り、胴に巻いた帯の下線より5cmくらい低い位置でたれの裏に当てます。
17.帯締めの位置を折り返し点として、残りのたれをたくし上げていきます。
このとき、上記10の手先より内側(体に近い方)に入れていってください。
18.好みのたれの長さになったら、帯締めを前で結びます。
19.帯揚げとたれの中を整えて完成です。
銀座結びの断面図
・後ろの手先がどれくらい出るかは帯の長さ次第なので几帳面に考える必要はありませんが、長すぎると腕がぶつかって形が崩れてしまう場合があるので左右3〜4cm程度までにしておくと安心です。
・途中でつぶれてしまった場合には、上の図をイメージしながら手先をたれの方に押し出すようにすると直すことができます。
硬めの帯ならシャキッと、柔らかい帯なら優しい感じに仕上がります。いろいろ試してみてくださいね。
【帯結び】名古屋帯で結ぶ「銀座結び」(帯結びのみ)
名古屋帯での帯結びは他にも趣通信にてご紹介しておりますので、あわせて練習してみてくださいね。
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