【長襦袢の着付けお悩み】衣紋が抜けない・詰まってしまう原因とは…?

趣通信スタッフの紅子です。

今回は、みなさまからお寄せいただいた「長襦袢についてのお悩み」と、それに対する趣通信スタッフのしーまん流の解決法をご紹介していきたいと思います。

 

本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第20回目「長襦袢のお悩み解決」を元に加筆作成したものです。

 

長襦袢の着付けお悩み第一位は「衣紋が詰まってしまう」でした!

衣紋が詰まってしまう原因はいくつかあって「ここを直せば解決!」というわけにはいかないのですが、中でも多くの人に当てはまりそうなポイントを3つ、挙げてみます。

 

衣紋が詰まってしまう原因①:着るときには、まっすぐ正面を向いていない

着る過程でかがんだり体をねじったりすることで、せっかく抜いた衣紋も詰まってしまいます。
着つけ小物を取りやすい位置に置き、後ろや横を気にして鏡の前でくるくる回ったりしないようにしましょう。

 

衣紋が詰まってしまう原因②:着付け小物が手の届くところに準備されていない

長襦袢の着方やコツなどをご紹介!(長襦袢の着付け動画あり)でもご紹介していますのであわせてご覧いただきたいのですが、着る前の準備を省略せずにやっておきましょう。

長襦袢の着方やコツなどをご紹介!(長襦袢の着付け動画あり)

趣通信スタッフの紅子です。長襦袢は衿以外は見えませんが、きちんと着ないと最終的な着姿が乱れてしまうので手が抜けませんよね。みなさんいろいろな工夫があると思いますが、今回はベーシックな長襦袢…

 

紐を拾い上げたりする動作は、衣紋が詰まる大きな原因になります。

 

衣紋が詰まってしまう原因③:衿が胸を包んでいない

こちらも長襦袢の着方でご紹介していますが、衿をあわせる時には胸を包み込むことを意識しましょう。

洋服を着なれている私たちにとっては不自然に思うほどの衿合わせですが、思い切って真横に引くくらいの気持ちであわせるとちょうどいいようです。

また、胸が豊かな方には既製品では合わないことがあるようです。マイサイズでお仕立てしてみると、驚くほど簡単にきれいに着られるかもしれません。

 

着方ではなく、着付け道具を見直すのも一つの方法

着方だけではなく、使う道具を見直してみることが有効な場合もあります。
たとえば、衣紋抜きは便利なものですが、一方で無理に使わなくてもいいものです。衣紋抜きに腰紐を通す時に不自然な姿勢を取って姿勢がまっすぐに保てないくらいなら、使わないのも一つの解決方法です。

他にも、腰紐や半衿などの素材がすべりやすい・締まりにくいものではないか、ご自分に合ったものなのか、見直してみてはいかがでしょうか。

 

それぞれの体型や手持ちの着物や小物によって、お悩みの内容も解決方法も様々ですが、今回は、比較的たくさんの方に参考にしていただけそうなものを選んでご紹介しました。参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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着物の着付けに関してはこちらでご紹介しておりますのであわせてチェックしてみてくださいね。

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