趣通信スタッフの紅子です。
今回は、#趣ライブの放送中にみなさまからのコメントでご質問の多い「コーリンベルトの使い方」についてご紹介させていただきます。
コーリンベルトは特に初心者の方には強い味方で、着付け教室でも使って教えてくださるところが多いようです。
ぜひ動画とあわせてご覧ください。
本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第24回「コーリンベルトの使い方のご紹介」を元に加筆作成したものです。基本的な着物の着付け方法に関しては以下の記事をご参考ください。
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着付け道具のコーリンベルトとは?
衿や胸まわりの着くずれを防止するために作られた、コーリン株式会社様が作った便利グッズのこと。別の会社が作った同様の機能があるものは「着物ベルト」「着付ベルト」などと呼ばれています。
コーリン株式会社様の創業は1954年で、それから徐々にメジャーになってきた商品なので、使わなければ着られない、というタイプのものではありません。
コーリンベルトを使うメリット
・胸紐の代わりに使うと体の前に結び目などを作らずに着られる
・衿の開きを抑えてくれる
・(広衿の場合)衿の折り目をキープできる
・おはしょりの一重あげ(下前を折りあげる)がやりやすい
・訪問着などの重ね衿(伊達衿)がずれにくい
・お子様の着付のときに使うと、動いても崩れにくい
コーリンベルトの使い方
コーリンベルトの使い方①:クリップを開いて、左手を左の身八つ口から入れ、まず下前の衿に留めます。
(動画 6:00あたりのキャプチャーより)
留める位置はアンダーバストのやや下、かつ、身八つ口より下にならない位置がよさそうです。このクリップの位置が高いと半衿が隠れてきてしまうことがあるので、ご自分のいい位置を探してみてください。
コーリンベルトの使い方②:ゴムベルトを身八つ口から出して背中の外を通す。
コーリンベルトの使い方③:上前の衿に留めます。
位置は、①で付けたクリップと同じ高さのところにしてください。
コーリンベルトの使い方④:下前に留めたクリップを基点にして、それより下の部分を内側に折りあげる。
(動画 7:14あたりのキャプチャーより)
そうすることでおはしょりの一重あげが簡単にできます。最後に伊達締めをして終了です。
コーリンベルトを使うときのポイント二つ
コーリンベルトの使い方ポイント①:左右のクリップを同じ高さにつけること
この高さが違うと、左右の引かれ具合のバランスが悪くなって、半衿がきれいに出なくなってしまいます。
コーリンベルトの使い方②:ゴムはゆるめに
ゴムベルトは締め付け感のない、かなりゆるめがお勧めです。引く力が強いと半衿が隠れてしまったり、背中にシワが入ったりしやすくなってしまいます。
クリップを留める位置などに気をつけて使えばお好みの着姿が簡単に手に入ります。ぜひいろいろと研究してみながら練習してみてくださいね。
楽天などネットショップでも、着崩れ防止におすすめなコーリンベルトがたくさん販売されていますので、ご覧になってみるのもおすすめです。
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