2月21日~22日、静岡県掛川『ヤマハリゾートつま恋』で開催された『第01回世界ボーカロイド大会』にて日本の伝統芸能でもある日本舞踊が初音ミクとの異色コラボが実施され、その映像が週刊アスキーの公式YouTubeにて公開されました。
ボーカロイドとは?
ヤマハが開発した歌声合成技術および、その応用ソフトウェアです。音符と歌詞を入力するだけで歌声に変換することができます。つまり、歌手を呼ばなくても歌声を作り出すことができます。中でもVOCALOID「初音ミク」を使用して制作した楽曲、動画がニコニコ動画で人気コンテンツとなり、UGC(自主制作コンテンツ)の文化が加速してきました。そこから、VOCALOID楽曲の音楽CDがオリコンでランキング入したり、カラオケの上位人気となるなど、現在ではひとつの音楽文化を確立してきました。出典:http://www.vocaloid.com/
初音ミクとは?
出典:http://magicalmirai.com/2014/
「歌を歌うソフトウェア」であり、ソフトウェアのパッケージに描かれた「キャラクター」です。2007年8月31日、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(以降、クリプトン)の企画・開発により発売されました。発売後、クリエイター達によるインターネット上への楽曲投稿を機に、一躍人気となりました。出典:http://magicalmirai.com/2014/
初音ミクとの異色コラボで三味線を演奏するのは西松流家元である西松布咏さん。西松布咏さんは情緒的で艶っぽい唄い口で世界でも評価を得ている本格的な邦楽歌です。当日の着物の帯は初音ミクの青に近いものを準備したとチャーミングな一面を見せて観衆の笑顔を誘ったそうです。
西松布咏さん
出典:週刊アスキー
注目の一曲目、西松布咏さんが演奏するのは上方歌の『いざや』
日本舞踊と初音ミクの異色コラボ映像はコチラ!
日本舞踊と初音ミクが異色コラボ
スクリーンには、振り袖姿の初音ミクが投影され、振袖姿の初音ミクが、三味線や唄に合わせて日本舞踊を踊っています!
この踊りは、日本舞踊で最大の流派である花柳流の花柳千壽文氏の舞踊が取り入れられており、首や手などの絶妙な角度、優雅な動作の中にもふいに機敏さがみえる無駄のない所作など日本舞踊ならでの美しさがしっかりと表現されていますね。
日本の伝統文化である日本舞踊や三味線が初音ミクを通じて、若い人にも見てもらう良いキッカケとなったそうで、実際に三味線を演奏された西松布咏さんはご自身のFacebookで
初音未来(ミク)ちゃんとの出会いは三味線を未来へ繋げてくれるような予感がします!
と語っています。
アンコールでは千本桜を、三味線での弾き唄いを披露し、演奏中には三味線の演奏では珍しく、客席からごく自然な雰囲気で手拍子が湧き起こるほど。
日本の伝統文化が色んな分野とコラボすることで新しいファンが広がるのは良いことですね。
編集部おすすめ記事ピックアップ
<YouTube動画で販売促進|着物業界>
YouTube運用代行「カケアイ」
<YouTubeを活用して着物の販売促進をお考えなら!>
おすすめYouTube運用代行会社10選