5月2日から10日までCOREDO室町で開催された「わーと日本橋」。和文化を伝統的視点とアートイベントの視点から捉えて新しい文化発信を目指したわーと日本橋での目玉の一つとして開催された約200点の着物が飾られた、きものコーディネートの森。一般来場者によるコーディネート人気投票結果が発表されましたのでベスト10をご紹介させて頂きます。
※記事紹介内の素材提供:わーと日本橋公式サイト
目次
【第十位】結城紬の黒を楽しむ
52票 奥順株式会社
黒地の本場結城紬に、生成りとグレーの、これも結城紬の帯をあわせました。黒い着物というと、シャープなイメージですが、結城紬の黒はやわらかい印象を与えます。素材は着心地だけではなく、着物の色合いを決めるものです。肌映りのやさしい黒をいかして、帯には抽象絵画のような楽しい名古屋帯をあわせました。柄が個性的なので、色は足さずに生成りとグレーでまとめてあります。ちょっと粋になりそうな黒い着物も、結城紬だとこんなに親しみやすく、自然に着こなすことができます。
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【第九位】晴れの日 自由な貴女に!スパイスは効いてますか?
56票 本田昌代(昌山坊)
静と動のイメージで黒を基調にインパクトのある晴れの装いをコーディネート。ラメ入りの黒の凛とした振袖に透ける黒と金糸の帯をラフに結び、遊び心で楽に着装。袖の振りには、控えめなゴールドが輝きをアピール。コートは不思議な形態と魅力のある素材で、揺れ動き、形にはまらない若さと喜びを表現。
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【第八位】Dans la fleur
61票 ハヤミマリヤ
川俣絹の羽二重を重ねた羽根の様に軽い打掛。半透明の生地の特性と着物の構造を生かし、柄に込めた物語を更に奥行きのあるものにしている。連結した雲が海から白い布を引き上げている「白地礼装」と名づけたこの柄は東雲の空の移ろい反射した海の色の変化を描く。外側に羽織る打掛は、日の出と共に白み住く空(海)の様子をグラデーションで、その下の掛下は、朝焼けに染まった一瞬を一色で染上げた。
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【第六位】有栖 和〜るど(アリスワールド)
64票 田中佐織
一見無地に見えますが光や動きで地紋が浮かび八掛にもトランプ柄を付けた遊び心あるキモノです。名古屋帯塩瀬の生地にウサギとトランプモチーフ柄を施した染帯です。半衿刺繍で不思議の国のアリスをイメージする柄を付けました。
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【第六位】さらりと夏着物
64票 高橋和江
夏は小千谷!ではありますが、しゃきしゃきの涼しげな麻着物ばかりではつまらない。そんな時には透け感のある絹縮がおすすめです。着物の楽しみをステップアップさせる1枚として。
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