5月2日から10日までCOREDO室町で開催されている「わーと日本橋」。和文化を伝統的視点とアートイベントの視点から捉えて新しい文化発信を目指し、今回初開催された「わーと日本橋」の初日に行ってきましたのでその様子を2回に分けてご紹介します。今回はわーと日本橋で開催されている約200点の着物が飾られているきものコーディネートの森を中心にご紹介します。（後編はコチラ）

きものコーディネートの森

出典：わーと日本橋公式Facebook

展示会場に入るや華やかな着物を着たトルソーが迎え入れてくれます。今回、わーと日本橋では、なるべくリアルな形で着物を楽しんでもらう為に特別にトルソー（マネキン）に着付ける用に準備をされた着物コーディネートの数々が用意されています。

photo by 趣通信編集部

年齢を問わず長く着続けられるような伝統的な着物から和モダンやアンティーク着物まで幅広い年代の方々が楽しめるよう、豊富な着物コーディネートが楽しむことができるのも「きものコーディネートの森」の魅力の一つです。

コーディネートは大きく春夏秋冬に分けられて展示もされており、中心となるのは浴衣や、綿麻、薄物など夏のコーディネートとなっています。そして徐々に単衣や袷の秋の着物コーディネートへ流れる様になっており、小物合わせや色にニュアンスがでており、その変化も楽しむことが出来ます。そして冬はシックな着物が揃っており、こちらでは上質な素材の王道コーディネートを見ることが出来ます。最後は春の季節の着物コーディネートで、やわらかな色が中心となっており、春のウキウキとした気分が伝わる様なコーディネートとなっています。

また会場では、宝塚歌劇団100年記念公演で披露された月組「宝塚をどり」の衣装展では、和の演目として豪華絢爛な着物で披露された8種類の着物なども披露されています。

photo by 趣通信編集部

京都の老舗帯問屋「誉田屋源兵衛」創業277年を祝う277匹の鯉が描かれた鯉のタベストリーも見応えがあります。金色の鯉を探し出すと幸運が訪れるといわれていますので、いくつ探せるか楽しみながら見るのもいいですね。

そのお隣では、イマジンワンワールド着物プロジェクトが開催されています。世界中の各国の美しさを日本の染織技術を用いて表現された着物が展示されています。6カ国の着物とその国々の写真が一緒に展示されています。どの国の着物も色鮮やかで美しいのはもちろんのこと、着物にその国々の特徴がどの様なイメージで落とし込まれたのか写真と合わせて見るのも楽しめるポイントです。

出典：イマジンワンワールド着物プロジェクト公式Facebook

今回、わーと日本橋で展示されています着物コーディネートの数々は写真の撮影も可能ですので、会場に訪れた方々は皆さん気に入った着物などのお写真を撮影されたり楽しんでらっしゃいました。

また一部の着物は購入も可能となっており、お値段もお手頃な金額から購入できるような物もございますので、気に入った着物がございましたら検討してみるのも良いですね。

わーと日本橋はいよいよ9・10日の残り二日間の開催ですので、ぜひご都合つく方、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか？

わーと日本橋イベント概要はコチラ

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