【着物のお手入れ】シミ抜き・洗い張り・仕立て直しまで全て手作業!だるまや京染本店をご紹介
目次
洗い張りして、寸法・裏地を変えて仕立て直すだけで着物は生まれ変わる
せっかく着物をいただいたのに寸法が合わない、お母様の振袖をお嬢様に着せたいけれど裄が短い、などお困りのかたもいらっしゃるのではないでしょうか?胴裏の黄変やしみがひどい場合は、胴裏を新しくすることで、きものが綺麗に生まれ変わります。また、合わせて八掛を変えることで、全体のイメージがかなり変わります。
実際にだるまや京染本店で仕立て直した事例をご紹介させて頂きます。
お母さんの振袖を娘さんの寸法に仕立て直した事例
お母さんが着た振袖を娘さんの寸法に仕立て直したいとお持ちになりました。
お母さんと比べて娘さんの身長が10cm以上高く、手も長いためこのままでは到底着られません。
振袖自体はかなり良い柄で娘さんも気に入っており、なんとか直して着せたいとのご希望でした。出典:だるまや京染本店
お手入れ前の振袖
お手入れ後の振袖
振袖を解いて洗い張りをし、娘さんの寸法に仕立て直しました。
胴裏も黄色くなっていたため新しくし、伊達衿も付けて仕立てました。
その他のきものの再生事例はコチラからご確認頂けます。
取材当日は、着物を洗うところから伸子張りと天然布のりで仕上げる昔ながらの洗い張りを拝見させて頂き、その作業の工程全てが手作業で行なわれていました。
機械などを使って効率的に行なったりすることは無いのかをお尋ねしたところ、
6代目の八木賢一さんは、
「手作業の方が仕上がりが綺麗だから。」
とシンプルに仰っていました。
洗い張り以外のしみ抜きや染め替えなど、その他のお手入れもだるまやさんでは職人の方が一枚一枚手作業で行っています。
「手間や時間はかかるが洗い張りして、着心地が良くなった着物をまた楽しんで着てほしい。」
と笑顔で話をされていた6代目の八木さんがとても印象的でした。
だるまや京染本店の職人の皆さん(※一番左の男性が6代目の八木賢一さん)
また着物のお手入れだけではなく、着物や帯など着こなしの相談にも乗って頂けるのも嬉しいですね。
だるまや京染本店さんは遠方の方でもご相談に乗って頂けますので、気になることがある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
洗い張りの様子
だるまや京染本店
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