浴衣というと、お祭りや若い女性のイメージもあり、大人の女性たちにとっては、浴衣で街にお出かけするのはちょっと…という悩みをお持ちの方もいらっしゃるようです。そういった場合は、浴衣を「着物風」に着こなすことで、大人の女性でも、浴衣を上品に楽しむことができます。
また、浴衣を「着物風」に着こなすことで、花火大会や夏祭りだけでなく、お食事会や観劇・美術館など、着て行ける場所の範囲が広がります!せっかく購入した浴衣なら、今年は花火大会だけではなく、「着物風」の着こなしで、様々な場所へお出かけしてみませんか?
今回は浴衣を「着物風」に着こなすための、ポイントをご紹介させて頂きます♪
目次
浴衣の着方を着物風にするポイントとは
この2人の浴衣姿、どちらもとっても素敵な着こなしですが、大きく異なるポイントが3つあります。
さて、どこが異なるポイントかわかりますか?
着物風に浴衣を着こなすチェックポイント①「衿もと」
まずは、衿元に注目です。
【左】衿もとからは何も見えず。
【右】衿もとから白いものがチラリ。
右の浴衣姿は、衿元に白い衿が見えます。
浴衣は、通常は素肌(下着着用)の上に着用しますが
浴衣の下に「長襦袢」を着用すると、
浴衣は「夏きもの」として「着物風」に着こなすことができるのです!
浴衣を着物風に着るアイテム:長襦袢
「長襦袢」は、麻や竹などの通気性の良い夏物を選びましょう。
浴衣を着物風に着るアイテム:半襦袢
また、「半襦袢」といって、ガーゼの肌着に「半衿」が付いているものだと、
袖が筒袖になっていて、浴衣の袖の長さを気にすることなく着られるのでとっても便利です。
着物風に浴衣を着こなすチェックポイント②「帯」
次のポイントは、「帯」のセレクトです。
浴衣を着物風に着るアイテム:半幅帯
名古屋帯よりも幅が狭く、浴衣に結ぶ定番の帯。
リバーシブルで絞りの柄などの半幅帯は、大人の女性におすすめな半幅帯です。
浴衣を着物風に着るアイテム:名古屋帯
カジュアル着物に結ぶ定番の帯。
浴衣の定番と言えば、「半幅帯」。
締めやすくて、軽やかなな後ろ姿が特徴です。
一方、「名古屋帯」とは着物に締める帯。
浴衣に「名古屋帯」?と驚く方もいますが、
浴衣を「着物風」に着るときには、「名古屋帯」を締めるとより「着物」に近づきます。
ただし、どんな名古屋帯を合わせても良いという訳ではありません。
名古屋帯には、麻などを使った夏用がありますので、見た目に涼しげな素材の帯を合わせましょう。
趣通信の公式オンラインショップでは夏の着物におすすめな名古屋帯(夏物)や帯締め・帯揚げの3点セットをご紹介しております。
合わせてご参考にしていただけましたら幸いです。
着物風に浴衣を着こなすチェックポイント③「足もと」
帯の次は「足もと」に注目です。
右の浴衣姿では、素足ではなく足袋を着用しています。
着物風の着こなしポイントの2つ目は、「足袋」です。
足袋を履くことで、「下駄」を合わせても
素足よりも少し改まった感じになります。
着物風の着こなしが合う浴衣とは
最後に、どんな浴衣が「着物風」の着こなしが合うのでしょうか?
どんな浴衣も「着物風」の着こなしが合う訳ではありません。
例えば、大きな柄が描かれた浴衣や、多色使いの浴衣。
こういった浴衣は、本来の浴衣としての着こなしの方が素敵でしょう。
一方で、落ち着いた色合いの浴衣や、生地自体に光沢や特徴のあるものは、着物風の、上品で大人の着こなしができます。
浴衣でも着方によって色んな楽しみ方があり、着て行ける場所の範囲も変わります。
シーンに合わせて、いろいろな表情の浴衣を楽しんでみてみるのもいかがでしょうか?
取材協力・素材提供:WAnocoto
【動画】浴衣を着物風に着こなすポイント
YouTube動画でも浴衣の着物風な着こなしポイントをご紹介させていただきました。
合わせていろんな楽しみ方をお試しくださいね。
初心者の方でも簡単にできる浴衣の着付け動画
浴衣の着付けポイントを YouTube動画でご紹介しております。特に「おはしょり」の処理の仕方を分かりやすく解説しておりますので、ご覧ください。
浴衣におすすめな帯結び動画まとめ
浴衣の帯結びにおすすめな半幅帯のおすすめな結び方を4つまとめてご紹介しております。
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