アンティーク着物とリサイクル着物を買う前にチェックしたい2つの注意ポイントとは?
次に、身丈ができるかどうかを説明します。
まずはきものの身丈を測ってみましょう。衿の下から裾までを測ります。
このきものは153cm(4尺5分)でした。
身丈についても余った生地を縫いこんであります。背縫いを触っていくと、帯のあたりに横に一本縫い目があると思います。この部分を触ると生地が折り返してあることが分かります。
上の画像の矢印のところが縫い込まれている分です。分かりやすく説明するため裏側を見てみましょう。
少し分かりづらいですが、折り返していることが分かると思います。
測ってみると10.5cmありました。この倍の長さの21cmが縫い込まれています。ただ、約3cmは 縫い込まなければならない(繰越分)ので、残った 18cm長くできることになります。今の身丈が153cmだったので、171cmまでできるということですね。
だいたい身丈は身長と同じだけあれば十分なので、このきものを仕立て直す場合、身丈に関しては171cmの方まで着られることになります。
ただ、171cmの方が着るには裄が足りないと思いますが。。
一番大切なのは自分の理想の寸法を知ること
少し分かりづらかったかもしれませんが、仕立て上がっているきものを購入する前にチェックしてほしい点を説明しました。
一番重要なことは「自分の理想の寸法を知る」ということです。自分の理想の寸法が分かっていないと、そのきものが自分の寸法になるか判断できませんよね。ということで、まずは自分の理想の寸法を近くの呉服屋さんや着付けできる方に測ってもらってください。
きものはいろいろと覚えることがありますが、一度覚えてしまえばそれほど難しくないです。
ぜひ、きもの生活を楽しんでくださいね!
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だるまや京染本店の6代目 八木賢一です。 大学卒業後4年間会社勤めを経験し、2008年4月から呉服屋兼洗張職人として修行中です。 今まで学んだきものに関することを、たくさんの方に知っていただけたら嬉しいです。 きものに関することでお悩みの方は、どんな些細なことでも遠慮なくご相談くださいませ。
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