趣通信スタッフの紅子です。
汗をかいたり外のほこりを吸ってしまった浴衣も、さっと洗ってサッパリしたいもの。
今回は、浴衣をご自宅で洗う方法をご紹介します。(ただし自己責任でお願いします。)
基本的には汗を水で洗い流す、という考え方ですので、明らかに大きなシミをつけてしまった場合などは専門店に相談されることをおすすめします。
本コラムは毎週、月曜日のお昼12時半〜趣-omomuki-のFacebookページ・Instagramアカウントにて配信をしております#趣ライブの第10回目「浴衣の洗い方」を元に作成したものです。
■浴衣を自宅で洗う際に用意するもの
中性洗剤(いわゆる「おしゃれ着あらい」洗剤)
桶やバスタブ
■自分で洗わない方がいいもの
細かい絞りのもの(鹿の子絞りなど)
少しでも色落ちなどが気になる、大切な浴衣
自宅での浴衣を洗う手順をご紹介
1.浴衣をきれいに本だたみする。
たたみながら汚れのチェックをしましょう。
2.桶のサイズに合わせてさらに半分〜三等分に。
衿や裾が気になるときには外側になるようにしておくと洗いやすいです。
3.桶(バスタブ)に水をため、浴衣に水を浸透させます。
※縮みや色落ちの原因になるのでお湯は使わないでください。
4.洗剤を入れ、水をかきまぜて泡立てます。
5.浴衣を全体的に押し洗いします。
袖、衿、裾など、気になるところはもみ洗いします。こすらないように。
6.すすぎます。洗剤が残らないように、何度か水を取り替えてください。
7.たたんだままネットに入れて脱水30秒〜1分。あるいは脱水なしで干します。
※たくさん脱水するとシワの原因になります。
8.両袖を広げて干せるくらいの長い棒に通して陰干しします。
水が落ちることがありますので干す場所に注意してください。
乾いたら、きれいにたたんで片づけます。
関連記事:【動画】簡単にできる浴衣・着物のたたみ方|衿のたたみ方も解説!
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アイロンについて
干している間に水の重さで生地が張ります。アイロンは必要ない場合が多いですが、気になるときには裏側から軽くアイロンを当ててもいいでしょう。
温度などは洗濯表示タグの指示にしたがってください。特に表示がない場合、綿や麻などは高温で、ポリエステルなどの化学繊維や金属糸を含んでいる場合は低温でかけますが、絞りなどの高級品や特殊な生地にはアイロンを使わない方がいいでしょう。
また、濃い色のものはテカってしまうことがあるので当て布をするようにしてください。
ご自分で洗うイメージを持っていただけたでしょうか?
今回ご紹介したのは一例です。他にもいろいろな洗い方がありますので、様子を見ながらご自分で納得できる方法を選んでください。自分で考えて自分の手で洗うと愛着も増すものですが、少しでも不安を感じたら決して無理をせず、専門店にお任せするのも一案です。
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