2015年12月18日に映画「スターウォーズ / フォースの覚醒」が公開されるとあってスター・ウォーズ関連の話題が盛り上がっておりますが、なんとあのスター・ウォーズの世界が日本の伝統文化である浮世絵（木版画錦絵）になって登場します！
実は、スター・ウォーズの衣装や武器などは日本の文化に影響されている要素があるといわれております。
今では世界中の人々に知られている浮世絵ですが、江戸時代から続くこの伝統の技術を継承している方々は今や一握りしかいません。
江戸時代に日本独自の印刷技法である浮世絵の木版技術を今に伝えている現役の職人（絵師、彫師、摺師）の方々とともに、伝統的な技術に現代の作品やコンテンツを掛け合わせることで「本物の浮世絵」を作る。
新たな角度から浮世絵の良さをより多くの方に知って頂きたいという思いからmakuakeというクラウドファンディングのサイトにてルーカスフィルム公式ライセンス商品として、スター・ウォーズと日本の伝統技術が融合した本物の浮世絵が作られるプロジェクトがスタートしました。
原画となる浮世絵のデザインは、画家であり浮世絵師でもある石川真澄さん（スター・ウォーズの大ファンでもあるそうです）が作成され、この原画を元にした木版画も、江戸伝承の古法による純手彫り・純手摺り技術を用いて制作されています。
木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、それぞれの技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属しています。また、この彫師・摺師の木版画制作技術は文化庁保護法に基づき国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されています。
摺りの様子。見当を付け、版の枚数に併せて何度も摺ります。