趣-omomuki-にて6月25日(土)に初めて開催をさせて頂いたリアルイベント #趣フェス。イベントを通じて日本の和文化に触れる機会を提供されていた THE IKI COMPANYさん、きものでかけるさんにご協力を頂き、東京青山にあるSansan株式会社さんのイベントスペースをお借りし、初のイベント開催させて頂きました。
全4回にてお送りしてきましたイベントレポートの最後は趣-omomuki-代表の私、藤森よりなぜリアルイベントを開催することにしたのか、イベントの御礼を含めお話しをさせて頂ければと思っております。
その前に簡単にではありますが、改めて趣-omomuki-を立ち上げた経緯やこれまでのことをご紹介させてください。
ご覧頂いている趣通信は2014年12月に立ち上げました。現在は趣通信の運営を中心に、着物や日本文化に関わる企業様やイベントなどのWebを活用した宣伝・告知などのコンサルティング、趣通信を活用したWebプロモーションなどを通して事業運営をしております。
趣-omomuki-を立ち上げて間もなく2年となりますが、2016年の7月1日現在で月間にサイトを訪問して頂いてる方は数十万人ほどになり、運営しているSNSアカウントも大変有り難いことに多くの方にフォロー頂いております。
趣-omomuki-Facebook:約2.6万人
趣-omomuki-Instagram:約1.1万人
いつも各SNSでいいね!やコメントなど多くの方より頂き、本当に感謝しております。
なぜ趣-omomuki-を立ち上げようと思ったのか、それは私自身が経験したある体験がキッカケとなりました。
目次
探している情報に辿り着かない・見つからない
私が初めて日本文化に興味を持つキッカケとなったのは、当時25歳くらいだったインターネット広告代理店に勤めていた前職の時、自分の会食時のマナーなどが少し気になる様になり、改めて学んでおきたいなと感じたことが始まりとなりました。
マナー教室に行くのも少し違うかな…?と思い、趣味としても続けていけるものが良いなと思っていたので、茶道を習いながら所作やマナーなど身につけられればと気軽に考えておりました。
そこで、近くで習える茶道教室をネットで検索してみたのですが、一つ一つの教室のホームページを見るも、料金や期間、習えること、流派など、初めて体験する場所を探している私にはそれぞれの情報の違いもよく分からず、教室の雰囲気も分からなかったため体験に行くことすら躊躇ってしまいました。
当時の私は、
「近くで・いくらで・どんなことができるのか」
を調べたかった程度でしたので、探している情報にスムーズに辿り着けなかった経験は、仕事柄もあったのか、何かもったいないなと感じてしまいました。
ちなみに…と思って他の日本文化のジャンルはどうなんだろうと思い、着物や華道などいくつか検索してみても同じ様に各教室のホームページが一つ一つ表示され、勝手にあるもんだと思っていた食べログのように簡単に比較出来るようなサイトは一つも出てきませんでした。
なぜその様なサイトが無いのか当時は分かりませんでしたが、サイトが無いのであれば、作ったらとても便利なのではないかと思い、2014年8月に個人で始めたのが趣-omomuki-でした。
最初に立ち上げた日本文化の習い事検索サイト 趣-omomuki-
その4ヶ月後に趣通信を立ち上げたのですが、その経緯については昨年公開した以下の記事で触れておりますのでご覧頂けたらと思います。
「気軽に・身近に」日本の和を楽しんでもらえるキッカケを創っていきたい
趣-omomuki-を立ち上げて運営してきたこの2年、多くの企業さまや業界の方に、なぜ私のような20代の世代で業界に縁もゆかりもない者が飛び込んできたのか、初めてお会いする度にご質問を頂いておりました。
理由はとてもシンプルで、自分が気軽に茶道をまずは始めたかったので、そんな気軽に始めたい人向けの入り口となれるようなものを創りたいと思い、運営を継続しています。
この2年の取材や営業を通じて全国にはとても素晴らしい教室やブランドさん、職人の方など沢山いらっしゃることが分かりました。知れば知る程、奥が深いのもあり、知らなきゃ良かったな(良い意味で)と思うこともしばしばあります。。苦笑
“本物”に生で触れる大切さ。結城紬に初めて触れてみて感じたこと。
趣-omomuki-では、日本の和に興味を持つキッカケとなるような情報の発信と、興味を持ち始めた方が、ゆくゆくそのような情報(お店・教室など)と繋がっていければいいなと思い、橋渡し的な存在になれるようにとWebを中心に運営しておりました。
そんな中、着物のイベントや新商品のPRなどこれまでも多くご相談頂き、趣通信でご紹介させて頂くにあたって様々なイベント取材に行くと、参加されている方が少し固定化されているのかな?と感じることが増えてきました。
私個人としては、各イベントでお会い出来る方が徐々に増えていたのでとても嬉しかったのですが、新しい人を取り込みたいと思いイベント告知などに趣通信を活用頂いているのに、そこまで新しい人が参加するキッカケとなれていないのでは?と感じることもありました。
次ページ>どのようなイベントであれば初めての方でも参加してもらえるのか?
※この記事は全2ページになります。