【織りの着物】紬・御召・木綿など代表的な織りの着物を紹介

[和文化・コラム]

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最終更新: 2016/03/01

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最終更新: 2016/03/01

 

着物の種類として大きく分けられる『染めの着物』と『織りの着物』。織りの着物の代表的な種類の紬(つむぎ)の着物、御召(おめし)の着物、木綿(もめん)の着物を中心に織りの着物をご紹介させて頂きます。

 

織りの着物とは

織りの着物とは、糸を染色してから織り上げて生地にしたもので、主として紬(つむぎ)を指し、真綿から紡がれる紡糸で織られます。紬のほか、御召や木綿、ウールの着物も糸を先に染めることが多く、織りの着物に分類されます。着物の種類の中でも一番カジュアルなのが織りの着物です。

織りの着物は街着として着られることが多く、友人との軽いお食事やショッピングなどの時にというのが一般的です。
帯と小物の組み合わせ方によっては、観劇や趣味のお集まりなどにも 着ていくことができます。

参考:【意外と知らない】着物の染めと織りの違いとは?

織りの着物として、上記で述べているように代表的な物として、紬(つむぎ)、御召(おめし)、木綿(もめん)があります。

紬の着物の種類

紬は織りの着物の代表で、糸の種類により四つに分けられています。

紬の着物の種類:結城紬

国の重要無形文化財に指定され、ユネスコの無形文化遺産にもなった日本を代表する紬、結城紬(ゆうきつむぎ)。手つむぎで真綿から紡いだ糸を地機と呼ばれる機で織っていく織物です。繭を熱湯で茹でて袋状に広げ、真綿にしてから紡いだ紬糸で織りあげて作られます。

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結城紬は以前、“本物”に生で触れる大切さ。結城紬に初めて触れてみて感じたこと。【結城紬】結城紬を生で見て・触れて・体験できる「ツムギのミカタ」が開催でもご紹介をさせて頂きましたのであわせてご覧下さい。

紬の着物の種類:大島紬

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繭から直接、糸を引いた生糸で織りあげられているもの。(もともと紬糸で織られていた)

御召(おめし)

御召は表面に波をうったような細かいしぼがある御召縮緬(おめしちりめん)という生地で仕立てられた着物の総称です。もとは柳条縮緬(りゅうじょうちりめん)と呼ばれる縮緬の一種でした。生糸を染めてから、縮緬と同様に強い撚り(より)をかけ、その糸を用いて織り上げます。織りの着物の中では最も高級な着物です。

木綿

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縞や格子柄のほか、まだらに染めた絣糸で模様を織り上げる絣柄が代表的なのが木綿の着物です。木綿着物の多くは裏地を付けずに仕立てるのが特徴です。素材は浴衣と同じですが、素材に合った柄や色合いで浴衣とははっきり違いがわかります。綿花が栽培されるようになり、浴衣や普段着の素材が麻から木綿に移行しました。

 

 

 

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