“きもの”がどこでどんな風に作られているのか「きものが作られるその背景」に想いを馳せる。

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最終更新: 2016/10/13

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最終更新: 2016/10/13

 

5月から10月までの約半年間、名古屋で開催されていた鞠小路スタイルさんの「きものの学校-きものを知る基礎編」に参加しておりました。この「きものの学校」は東京や京都でも開催されていますが、全国の産地をまわられている鞠小路スタイル代表の田中さんからお話しをお伺いできるというのもあり今回受講させていただきました。(以前、田中さんに取材させていただいた記事はコチラ→きものを“着付ける”から“きものを学ぶ” まで!京都と東京で展開されている鞠小路スタイルを取材

半年間受講させて頂き、私なりに感じたことなど感想を含め、今回ご紹介させて頂きたいと思います。

その前に、きものの学校ってそもそもどんなことをやるの?という点を簡単に公式HPより引用させていただき、ご紹介いたします。

きものの学校の概要

基礎からきものの仕組みのすばらしさ、面白さ、合理性などを学んでいただく土台をつくります。 実際に身にまとう「着付け」以前のきものにフォーカスしたコースで、オール座学で、脱いだり着たりという実技がないので、中高生の若い世代や、日本が好きな外国人の方、男性でも受講いただけます。 ※着物を着たことがない方でも、男性でも、どなたでも学んでいただけます。

引用:【きものの学校】きものを知る~基礎編~より

きものの学校はこんな人におすすめ

・きもののことをもっと知りたい

・今更聞けない基礎知識をちゃんと理解したい

・糸からどうやって着物になるか知りたい

・どんな場面にどの着物を着て行けば良いかわからない

 

着物を着るようになってまだ1年程度の私ですが、色んな着物ブランドさまのご紹介もあり自由に着物を楽しませて頂いております。そんな中でも、より着物に興味を持つキッカケになったのが、2016年1月に鞠小路スタイルさんが開催された結城紬を生で見て・触れて・体験できる「ツムギのミカタ」に参加したことでした。その時の様子は以下にてレポートを書かせて頂きました。

“本物”に生で触れる大切さ。結城紬に初めて触れてみて感じたこと。

先日、趣通信でもご紹介させて頂きました結城紬を生で見て・触れて・体験できる「ツムギのミカタ」に私もお伺いし、参加させて頂きましたのでその時の様子や初めて触れてみて感じたことをご紹介させて頂ければと思い…

着物を着るようになって1年程度の私でも結城紬と聞けば、とても高い着物ということくらいは知っておりました。ツムギのミカタでも実際に結城紬が作られる工程の一部で真綿から糸紡ぎをすることや地機(じばた)織りを体験しましたが、なんでこんな地道な作業を重ねて着物を作る必要があるのだろうか?と始めは感じながらお話しなどを聞いておりました。

しかし、ツムギのミカタのイベントが終了したあとに実際に作られた結城紬を触らせて頂き、そしてなんと着装までさせていただいたのですが、その時に感じた結城紬の着心地の良さ、温かさなどにとても衝撃を受けました。

結城紬を着装させていただいた時の様子

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この体験を機に、きものができるまでの過程をより学びたいと思い、今回受講をさせて頂きました。

 

きものがそもそもできる前の「糸」から学ぶ

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きものの学校の1回目は全講座の中でもとても印象的でした。着付けやコーディネートの話しなどではなく、そもそも「きもの」という衣服はどんな風に出来ているのか?その仕組みを解剖することから始まりました。

蚕が実際に作った繭や糸をそれぞれ生で実際に見せていただき、触ることでそれぞれの糸の違い、そしてその糸から作られる「きもの」の違いを教えていただきました。

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織りの着物と染めの着物も違いも、本では読んだことはあるものの実物をなかなか見たことがないのもあり、産地が違うんだろうな・柄の派手さが違うんだろうな程度の認識しか恥ずかしながらありませんでした。

 

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※この記事は全2ページになります。

 

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この記事を書いた人
ケビン
ケビン

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